【インタビュー】「格差認め流動性の高い社会に」 宮内オリックス会長グループCEOに聞く[07/12/21]
>643
>647
ここで単発ID駆使しながら偉そうに吠えてるやつはさぞ稼いでいるのだろうな・・
まさか月給取りではあるまいよな?経営者でも言わんような恥ずかしい事をさもありげに火消しに使うのは
見ていて知能程度がわかるというもの。
653 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/03(日) 09:06:32 ID:1MTwBoTG
宮内は正論だな。
654 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/03(日) 21:14:01 ID:MtSURkKx
少子化の原因
1.住宅ローン有りで職業不安定だと子作りが難しい。
2.他人を妬むのは人間の常なので、一流会社で出世する奴に嫁を紹介する者はいない。
3.貧乏人と結婚する女性は稀。
男は他人を妬むのが少子化の原因
女は貧乏を受け入れないのが少子化の原因。
格差が小さければ妬みも少なく、貧乏も少なく、少子化は解決する。
現在子供の居る家庭を築けているのは行動力のある男性と、
例え貧乏であろうとも許容力のある女性のカップルが多い。
反逆罪で逮捕すればいい
656 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/03(日) 23:36:55 ID:tHf1cPGC
で、いつ逮捕?
657 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/05(火) 15:14:52 ID:/W3X4o4p
宮内は正論
日本は他の国と比べて格差が無い
日本は格差を無いようにしてるから成長しない
金持ちを貧乏にしても貧乏人が裕福になるわけではなくますます貧乏人は貧乏になる
マジで日本は終わってる
金持ちを優遇することによって金が回り貧乏人も豊かになるそんな社会にしようぜ
659 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/06(水) 13:17:32 ID:Wci2ospZ
>>658 アメリカはご存知のとおり非製造業の国です。金融を中心としたサービス部門が主力で消費も
何もすべてこのセクター次第です。
特に金融は年収30万ドルを超える世帯が集中していますのでここがやられたらアメリカ全体が
アウトだ・・・・そしてシティーが潰れかけた1991年以来、このセクターがやられたことはない・・
と以前書きました。
昨日の全米供給管理協会のISM指数はその意味で大ショック・・でありましょう。1月は41.9、
前月が54.4ですからその落ち込み方は異様です。この数字、ISM指数と呼んでますが、80年代
から全米購買部指数とよばれ、失業率などに比べるとはるかに精度の高い指標として知られ、
これがここまで下がればそりゃー株式市場は動揺します。
所謂所得の上位3−5%が全消費の90%をまかなうと言われているアメリカですから、過去20年間
はこのゾーンが安泰だったのでたいした景気後退にならずに済んだ訳です。日本のように8万ドル程度
のゾーンが安定的に消費を支ええている国だとそれほど消費自体は急激には落ち込まず、ここ10年体験
したようにじわじわ落ちていくわけですね。
しかしアメリカの場合はこのゾーンがダメージを受けると、一人で3軒持っていたりする住宅は勿論、
アメリカ人平均の10倍以上払っている医療、年間10万ドルは支出していると言われる子供への教育など、
諸々の高級サービスに対する支出を急激に減らすことになり、経済全体へのダメージは日本の比では
ないのです。
(全文)
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/a110e103c1a2c703e9f7fd7b9fec97eb
清原どうすんの?
661 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/06(水) 13:37:00 ID:WJZpZqeB
>宮内 日本は少子高齢化が世界で最も速いスピードで進んでいますから、放っておくと成長が
>鈍化するのは当たり前の話。
氷河期は1998年や1999年をピークにした過去6年に限った話でなく
米経済の失速や景気後退懸念で伺える通り、
今後将来の問題であるわけだよ
つまり今の大学生や高校生は勿論のこと、
これから生まれてくる奴らの将来の問題に十分繋がっている
能力ではなく、生まれた年で、
生涯賃金が半減したり1/3減したりしてしまう社会崩壊を招く危機的な構造と言ってよい
頑張っても報われない酷い社会を維持して放置するということだからな
生まれた年で不利になった奴は社会をリセットする方向に動くに決まってるし、
そういう奴がこのままではどんどん増えていく
生まれた年がラッキーだった奴のリスクとなって全部跳ね返ってきてしまう
同一労働同一賃金に近づけて社会的リスクを回避するのが最も賢明だと思う
いわゆる正社員が抵抗勢力化していると指摘されるなら、
問題の解決方法は非正規の賃金を正社員並に引き上げる他にあるまい
法律で一律に最低賃金を引き上げ、
賞与各種手当て等を含んだ平均賃金と同水準にすること
水準より上は各社で格差があって構わないだろう
やらなければならないことはもう決まっているわけだ
> 分配の議論ばかりを
> やり始めたわけです。これは全く間違っていると思います。
労働分配率を上げること
さらに上記のやるべきことをやって健全な労働市場にすること
それをやらない限り
内需企業は勿論、国内を足がかりにして世界進出を目指す野心的な新興企業も成長しないよ
662 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/06(水) 13:40:04 ID:3kmOBU7A
こういう種類の人間が奴隷制度を作っていくんだろうな。
663 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/06(水) 13:42:37 ID:yeAM0QA6
>>農業は第1次産業ですが、これも規制緩和によって輸出産業として成長できる
無理だってw
輸送可能な農作物ってのは結構限られてる
日本の食料自給率を低下させているのは小麦と大豆、飼料
現状でも野菜や果物の輸入ってのは、一部の気候的に栽培不能なものを除けばそんなに多くない
消費者のニーズに合わせて機動的に作付けを変えて、儲けてる専業農家は特に都市近郊の埼玉や千葉、茨城では多い
>>1の内容は、確かに正しいんだよな
何が問題かって、ここまで国内で消費やサービスが凝り固まってしまうと、
本気で成長を考えるなら、海外・英語圏へ向かうしかない
でも、英語圏で通用する人材が量産されていない
今後数十年を考えるなら、英語を第二外国語にでもしないとl、立ち行かないだろ
教師も、何故英語を必要とするか、食っていくためだと言える人材で無いと
それは自動車産業とかだけでなく、個人レベルでも英語圏のパイで食っていくために
各社社会云々で金持ちを叩きすぎて、金持ちが金を使うサービス業も発展しないしな
そのくせ、何の頭も使わない連中が、格差格差と煩い
ちょっと頭使えば、高卒でも1日1時間労働で年収500万とか楽に稼げるぞ
需要を探して、そこに効率的にお得意の努力を使えば良いだけだ
ガキじゃないんだから、何もせずに収入が保障されると思うなよ
ここまでくると、企業が世界相手の人材を育てる私立学校でも作らなきゃ、
どうにも話しにならないんだろうな
でも、海外探せば、世界相手に商売できる人材はごろごろしているという
665 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/06(水) 14:02:41 ID:wFk7f0iA
いまの保険制度とは別にオリクス病院て名で自由診療の最先端医療病院を作ればいいんじゃないのか
クソ決算出しやがって 減配だと
宮内は消えたほうがイイ
667 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/06(水) 14:13:52 ID:GvDZkpO3
>>656 高知PFIがらみで・・・と思ったが進展がないようだな
668 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/06(水) 14:17:44 ID:66GuapYG
>>3 >日本では多くの先端医療が保険診療には入っていないため、米国で先端医療を勉強してきた
>医者でも、日本に帰ってきてから症例がゼロで経験を積むことができません。
ひでー嘘だな。
混合診療認めなくても、金持ちなら全額自己負担でどんな治療だって受けられる。不妊治療
なんかがいい例だ。
670 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/06(水) 14:23:07 ID:7K13NYhL
株がもの凄いことになってる理由は糞決算だけ?何かパチンコマネー焦げ付きとかヤバイの?
671 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/06(水) 14:34:09 ID:ipZIte0N
672 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/06(水) 16:58:12 ID:7K13NYhL
>>671 情報ありd
それにしても2、3日はスットポ安しそうな280万株のぶんなげ売り見てて気持ちいいw
持ってなくてよかた(^^;
673 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/06(水) 17:21:23 ID:7K13NYhL
失礼、売り218万株だった。チェースかアラブの売りだろう。
アラブの人は本当はギャンブル関連企業には手を出さないはずなんだけど。
パチンコ店融資の最大手のオリックス。シャリア銘柄なんていい加減なもんだね。ドナドナ銘柄だといいのか。豚じゃなくて牛
>664
お前みたいな奴をアブラムシっていうんだろうな
デイで株やっててる奴が英語?
ギブミーマネーが良いところじゃね?
>664
>
>>666 ざまあ、悪魔の数字w
人買い無配当おめでとうw
677 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/06(水) 19:51:09 ID:vNxpb8y3
>>664 言ってること矛盾してね?
英語圏で通用する人材は日本で働く必要がないし、
まして低賃金な日本の会社で働く必要など全くないのだが?
トヨタの期間工の奴でも、英語覚えてアメリカの工場に就労すれば
それだけで今の4倍以上の金が稼げる。
こいつが1/4以下の給料になりに日本に来たがると思うか?
なんか日本の資本サイドの論調は調子良すぎるんだよなぁ。
見捨てられるのは低賃金の日本企業だよ。
派遣やパートの賃金制度や労働環境なんて日本は世界最悪や。
そういうところをまず地味に改善できてから語ったらどうだろう?
678 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/06(水) 20:26:03 ID:hCOm8uw2
宮内の言う流動性というのは嘘。
会社のコア要員は変えないとか平気で言ってる。
コアが流動化してこそ流動性だろう!
679 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/06(水) 20:28:39 ID:hCOm8uw2
Mファンド絡みでの逮捕はいつ?
いい加減特捜部動けよ!
680 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/08(金) 00:27:20 ID:pW+vSrSj
オリックス株暴落中w
681 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/08(金) 00:29:16 ID:roykhnll
言ったほどさげてないのは何故だい
682 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/08(金) 01:33:07 ID:VjP+dWiF
格差というよりも差別というよりも区別だな
格差があるどうのこうのの話ししてるけど、問題なのは喰っていけない層が拡大されてるってところ以外にない
まさに金持ちの理論
684 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/08(金) 01:49:18 ID:9kR5ilPl
しかし村上ファンド関係で騒がれても逮捕もされず
有利子負債だって、トップ10にも入る人間が
小泉改革のブレーンとかで君臨して
日銀の福井総裁も保有株問題でもクビにもならず まもなく円満退職して
億単位の退職金を手にして 不況に突入しても
原因はアメリカのサブプライム問題で、「日本の金融行政は瑕疵がない」と
記者会見でのうのうと涼しい顔で発言しても誰も批判しないマスコミ
竹中なんか相変わらずテレビに出てきて、楽天的な発言ばかり
竹中なんか議員になりながら、小泉が政権から降りたら
議員職をヤメたような人間 それが潔いとか褒めるバカな連中
>>629 政府が、州兵や予備役兵などと公共的収入を提供してるから持ってるようなところあるんだよ、
アメリカの地方は。
686 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/08(金) 11:04:32 ID:7ciznsBk
>682
その通りだね。 経済隔離(エコノミック・アパルトヘイト)という言葉がアメリカにはある。
アメリカのエコノミック・アパルトヘイトと本質は同じ。
何かにつけアメリカかぶれ、アメリカ流の、アメリカのエージェントという冠がつく宮内だ。
アメリカの実情を知らぬはずが無い。 ヤツは全て承知の上でやっている。
687 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/08(金) 12:48:50 ID:d/FeK+Z8
ラビ・バトラ氏 (インド出身 経済学博士 サザン・メソジスト大学教授)
「どんなに遅くとも2000年までに共産主義は断末魔の苦しい革命を経て崩壊し、2010年までに資本主義は崩壊する。
私のこの予測は『経済60年周期説』に基づくものである。貧富の格差が拡大する社会はまともではない。
資本主義は美味しい果実を食べ過ぎたのである。」
「原油価格は投機バブルによって1バレル=100ドルを超える。しかしその後この『原油バブル』は崩壊する。」
「資本主義の崩壊(世界同時大恐慌)はアメリカ住宅バブル・原油バブルの2つの投機バブルのW崩壊から始まるだろう。
NYダウは大暴落するだろう。搾取的資本主義は花火のように爆発する。それにより『貨幣による支配』は終了する。」
「世界同時大恐慌によって日本と世界は同時に崩壊する。その後の世界においては大恐慌による混乱期を経て
プラウト主義経済による共存共栄の社会が実現するだろう。光は極東の日本から。」
P・R・サーカー氏 (ラビ・バトラ氏の恩師 インドの哲学者 プラウト主義経済提唱者)
「共産主義は早死にするだろう。資本主義は爆竹のように弾けて終焉するだろう。」
ウィル・ハットン氏 (イギリスのコラムニスト)
「今回のサブプライム問題に端を発する世界金融危機によって、市場原理主義的経済政策は
終わりを迎え、米英中心の覇権は崩壊するだろう。」
藤原直哉氏 (経済アナリスト)
「世界同時バブル崩壊によって世界金融システムは麻痺するだろう。それによって日本においては電気・ガス等の
ライフラインは停止し、国民は先の大戦後のような飢餓に陥るだろう。」
Europe2020 (フランスのシンクタンク)
「2008年夏までに世界金融システムは崩壊するだろう。」
688 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/12(火) 21:30:48 ID:mkOQewpd
日本の生産性が低いのは、適材適所がされてないからだよ。
だから流動性を高めるのは重要だ。
689 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/13(水) 22:45:25 ID:R/xGEvXt
こいつも証人喚問しろよ。
そんでもって、議事録を作成しなかった責任を取らせろ!!
社会の底辺は地獄の底まで流動しろ。
資本主義(利潤追求)は保護(制限)しなければ破滅する。
有能な者も無能な者も資本主義(利潤追求)を保護(制限)すべきである。
民主主義(自由・平等の尊重)は保護(制限)しなければ破滅する。
有能な者も無能な者も民主主義(自由・平等の尊重)を保護(制限)すべきである。
有能な者にも無能な者にも妥協する以外に選択肢はない。
692 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/18(月) 08:55:37 ID:U47NmHwa
雇用はもっと流動化すべき。
というかもっと成果報酬でいい。
日本は超絶技術者や研究者の賃金が低すぎる。
海外なら億以上もらえる人材だって、日本じゃ数百万だ。
そんならアメリカ池
ケヶ中と取り巻きの御用学者がいまだに改革が足らないと山系新聞に記事書いてる所に
微笑ましいものを感じるのだが・・・・どうみてもKYな記事なのが笑える
有能な者の資本主義(利潤追求)と民主主義(自由・平等の尊重)を制限しなければ、
無能な者の資本主義(利潤追求)と民主主義(自由・平等の尊重)は保護されない。
無能な者の資本主義(利潤追求)と民主主義(自由・平等の尊重)を制限しなければ、
有能な者の資本主義(利潤追求)と民主主義(自由・平等の尊重)は保護されない。
有能な者も無能な者も合理的・科学的・民主的な思考を行わなければ妥協することはできない。
資本主義(利潤追求)と民主主義(自由・平等の尊重)の保護(制限)とは、
資本主義(利潤追求)と民主主義(自由・平等の尊重)の近代化なのである。
有能な者にも無能な者にも近代主義を近代化する以外に選択肢はない。
なぜならば、有能な者も無能な者も近代主義者だからだ。
696 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/22(金) 01:36:54 ID:74fYg8Fs
日本ほど、出来る奴と出来ない奴の所得格差の無い国って珍しいだろ。
日本はもっと出来る奴に高給を払うべきだよ。
もちろん、それ以外はもっと低所得にすべき。
そういうメリハリがあってこそ、人々がやる気を起こす。
よく「学生が勉強しない」って嘆く大人が多いが、そんなのは当然だ。
勉強したって別に給与に格差がそれほど大きく反映しないからな。
それ以外のことに夢中になって当然。
697 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/22(金) 01:57:24 ID:avfc3Y8a
>>696 日本の会社は業績向上を図る際には
会社内・部内の業務効率改善
なんてのに大金かけるからね
各部門ごとに効率化案を出させたりするわけだ
でも、欧米ではそんなことはしない
そんなことはトップの一言だけ
で、業績アップを図るためには
優秀な人間を高い金で連れてくる
だけ
698 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/22(金) 02:06:21 ID:avfc3Y8a
タクシー運転手、ウェイトレス、掃除人、ショップ店員なんか全てフィリピン人やインド人にやれせろよ
で、料金を半額にしろ
で、利益あがったら、それを社員に還元しろ
それで給料アップするだろよ
日本人失業率が増えるって?
高度な方面に専念させるべし
無理な奴は置いていけ
699 :
名刺は切らしておりまして:2008/02/22(金) 02:16:16 ID:VtPOOcon
格差が増えると金持ちを殺すのが流行るよw
>>612 横からすまんけど
勝った人間がルールを決めるってのは
勝った人間が貧乏人にも自分たちのルールを受け入れるように誘導することでもあるんだわ
ちょっと前だってよくわかってないくせにユーセーの大合唱だったろ?
基本的に勝った人間ってのは頭がいいのに対し
勝ってない人間はあまり賢くない。だから簡単にマスコミなんかに扇動されてしまう
☆☆☆☆☆ 近年まれに見る良著。是非一読を ― forIndependenceDay
反米大陸 ― 中南米がアメリカにつきつけるNO! (集英社新書 420D) 伊藤 千尋
http://www.amazon.co.jp/dp/4087204200/ 内容紹介より: 中南米の近代史はアメリカによる侵略と支配、収奪の歴史である。
アメリカはその政策をまず中南米で実践し、その後中東、アジアなど他の地域で大規模に展開してきた。
中南米がたどってきた道を知れば、アメリカがこれから世界で、日本で何をしようとしているのかが分かる。
終章「おわりに―日本へ」より: アメリカの存在をめぐって、日本では大きな誤解があるのではないか。
旧ソ連が崩壊し、東西対決の構図が消えた冷戦後、欧州は、もはやアメリカの傘下に縛られる必要はないと考えた。
欧州連合 (EU) は、アメリカと距離を置き、独自に政治・経済圏を拡大するものだ。
一方で日本は「超大国はアメリカしかなくなったから、完全に従わなければならない」と、消極的な考えにこもった。
しかし、欧州の考え方こそが、世界の本流である。アメリカに最も近い中南米でさえ、自立の方向に進み出した。
終章「おわりに―日本へ」より: 自立する中南米から学ぶべきもう一つは、市民の力である。
南米の政権交代をもたらしたのは、アメリカ流の新自由主義の経済をそのまま採用した政府の失敗だったが、
政府を変えたのは市民の力である。格差を広げ、弱肉強食の社会を作ろうとする政府に対して、市民が反対の意志を、
投票やデモなどの形で明確に表明した。
アメリカと中南米の歴史から、私たちが学ぶべきものは、すこぶる今日的な課題なのだ。