Appleは17日(米国時間)、Mac OS Xのセキュリティを向上させる 「Apple Security Update 2007-009」を公開した。対象システムは Mac OS X 10.4.11と10.5.1、パッケージはAppleのWebサイトまたは Mac OS Xの自動更新機能「ソフトウェア・アップデート」経由で入手できる。
今回のセキュリティアップデータにより修復される問題箇所は、Mac OS X 10.4.11が 23カ所、Mac OS X 10.5.1が18カ所。Mac OS X 10.4.11向けアップデータでは、 悪意のもと作成されたWebサイトに接続すると不正にアプリケーションが終了されて しまう「アドレスブック」や、偽装された「.DS_Store」を含むフォルダを開くと任意の コードが実行されてしまう「Desktop Services」などの脆弱性が解消された。
Mac OS X 10.5.1向けアップデータでは、URLを情報として持つ動画をプレビューすると サイトに接続してしまう「Quick Look」の問題や、実行形式のファイルが添付された メールを開くと警告なしに処理が開始されてしまう「Launch Services」の問題が 解消された。