【IT】世界IT支出、2008年は失速の見通し[07/12/13]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1やるっきゃ騎士φ ★:2007/12/14(金) 10:18:37 ID:???
[1/2]
世界のIT支出はここ数年回復していたが、2008年には伸びが減速しそうだ。

この数週間、IDCやForrester Researchなどの調査会社が、2008年のIT支出の成長予測を
引き下げている。各社は、米国の金融セクターで騒ぎになっているサブプライム問題、
エネルギー価格の高騰などを、CIO(情報統括責任者)が予算をあまり引き上げない理由として
挙げている。

ソニー傘下のSony Pictures EntertainmentのCIO、デビッド・コーテス氏は、2008年の
IT予算を増やすつもりのないCIOの1人だ。同氏は、設備投資--通常は毎年8けたに上る--に
振り向けられる予算は、2007年と同じ水準にとどまると語る。新技術に投資する計画はあるが、
社内の情報技術を最新のものに保つのに足りる程度の額が目標という。

その理由は、同氏の部門がSAPの大規模なソフトウェアシステムを導入したこと、
今はコスト削減が可能なもっと安価なITプロジェクトに注力していることにある。
同氏によると、Sony PicturesのDVD事業は業界の低迷のあおりを受けている。だから、
「予算は据え置きにされている」と語りつつも、「悲惨な状況というわけではない」と同氏は
付け加えた。

コーテス氏のような体験が、2008年のIT支出予測に反映されている。IDCは先週、2008年の
世界IT支出の対前年比伸び率の予測を5.5-6%に引き下げた。以前の予測では、前年比6.9%増
とされていた。

引き下げは主に、米国の支出減速によるものだ。Forrester Researchは、2008年の米国の
IT支出の伸び率を5.2%と予測している。6.4%という以前の予測よりも、2007年の
伸び率予測5.7%よりも低い数値だ。

調査会社Gartnerは、2008年の米国のIT支出を前年比5.7%増と見込んでいる。2007年の
前年比6.1%増よりも低い数字だ。ほかの地域、特にインドや中国などの新興市場のIT支出は、
もっと堅調に伸びると予測している。

こうした予測引き下げの前には、IT支出が世界的に回復した時期があった。2000年の
ドットコムバブル崩壊後、多くの企業はIT支出を削減した。IDCによると、それにより
2001-2003年にかけて世界的にIT支出が減少した。だが2004年には再び伸び始め、
同年の成長率は4.7%、2005年は6.9%、2006年は6.1%、そして2007年は6.9%の
見通しだという。1990年代後半の2けた成長には及ばないが、Cisco Systemsや
Hewlett-PackardなどのIT企業を押し上げ、ITセクターの株価も伸びた。

続きます。ソースは
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/13/news055.html
2やるっきゃ騎士φ ★:2007/12/14(金) 10:19:02 ID:???
-続きです-
[2/2]
過去3カ月の間に米国経済は減速し、CIOの間には慎重な姿勢が現れている。CIOを対象にした
10月の調査で、投資銀行のGoldman Sachsは、「支出の伸びが鈍っている」兆候を見つけた。
先月、Ciscoのジョン・チェンバースCEOは、米国のIT支出が「低速化する」との予測を語った。
その後ほどなくして、ChangeWave Researchが、企業のIT部門を対象に実施した調査で、
2008年第1四半期の予算を前年第4四半期よりも増やす予定があるのは、約2000社のうち
24%だけだという結果が出たと報告した。調査対象のうち、83%が米国企業だった。

IT支出の成長が鈍っても、経済に大打撃を与えることはないだろう--Sanford C. Bernsteinに
よると、ITが米国経済に占める割合は7-8%だ--が、2008年にはITセクターの成長が
えり抜きの分野に限定されることになるかもしれないと、Goldmanのアナリスト、
サラ・フライアー氏は指摘する。同氏は、慎重になったCIOがIT支出をコスト削減に役立つ
プロジェクトに振り向けると予測している。例えば、仮想化--電子メールの送信や
データ処理などをこなすバックオフィスコンピュータを効率化する--とIT業務の
アウトソーシングサービスなどが恩恵を受けそうだと同氏は言う。

全米テニス協会のラリー・ボンファンテCIOは、2008年には事業に直接恩恵をもたらす
ITプロジェクトに投資するつもりだと話す。例えば、全米オープンで何か起きたときに、
救急隊員の対応を支援するソフトなどだ。

ボンファンテ氏は2008年のIT予算は据え置きで7けたになると見込んでいる。
ほかの技術--MicrosoftのWindows Vistaなど--には、ビジネス上のメリットが見えない
ため、投資しないつもりだ。「切りつめるように言われている」

米商船アカデミーのハワード・ウェイナーCIOは、IT予算は常に、経済状況が厳しくなると、
組織が真っ先に削減を検討するものの1つだと語る。同氏の予算は、政府が運輸省に割り当てた
予算と関連しており、まだ最終決定されていない。連邦議会が予算で合意に達することが
できなければ、同氏の2008年のIT予算は今年と同じだという。

同氏は、実質的には、IT予算が据え置きだと新技術に投資できる金額は少なくなると言う。
スタッフの給与や既存システムのサポート費用などの固定費用は年々増えているからだ。

すべてのCIOが、来年は財布のひもを締めようと考えているわけではない。米シャーロットの
建築設計会社Little Diversified Architectural Consultingのクリス・フランスCIOは、
7けたのIT予算が15-20%増えると語る。今年と同じくらいの増額率という。同氏の予算は
会社の売上高に連動しており、Littleが携わっている商用不動産市場は景気減速の打撃を
受けていない。シャーロットの商業ビルの空室率は約1%だと同氏は見積もっている。

フランス氏は、ビデオ会議など、不景気の際にコストを削減する役に立つ技術に予算を
投じる予定だ。

同氏は、今も全体としては2008年を楽観的に見ており、「当社は今も成長している」と
話している。

-以上です-
依頼を受けてたてました。
3名刺は切らしておりまして
Vistaなんか意味の無いんだよ