【エネルギー】東海地方の自動車産業、代替燃料開発活発に コスト、供給体制が課題[07/12/11]

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1やるっきゃ騎士φ ★
天然ガスを原料にした合成燃料や、廃食用油などを精製したバイオ燃料を普及させる動きが、
東海地方の自動車産業で広がっている。将来の資源枯渇が懸念されるガソリンや軽油の
代替燃料となりうることに加え、排ガスに含まれる粒子状物質(PM)や二酸化炭素(CO2)
の削減で、地球温暖化防止など環境対策に役立つ、という期待が背景にある。

トヨタ自動車は今月4日から、昭和シェル石油や豊田通商などと共同で、天然ガスを原料と
する合成燃料「FTD燃料」の実用化に向けた公道実験を始めた。日野自動車のディーゼル
トラック2台にFTD燃料を給油し、豊田市内などを走行している。

FTD燃料は市販車を改造しなくても使用できるのが特徴で、試験車両も改造を加えていない。
理論上は、軽油に比べてPMを50%、一酸化炭素(CO)を20%削減できるという。

日本の自動車産業向け拠点「オートモーティブセンター」を名古屋市に開設している
米化学大手デュポンは、将来の主力商品として、トウモロコシを原料にしたバイオエタノールの
開発を急いでいる。普及への最大の課題となっている精製コストを削減するため、触媒となる
微生物やトウモロコシの遺伝子組み替えなどに取り組んでいる。

デュポンの担当者は「バイオ燃料の原料としての需要が増え、トウモロコシ価格が上昇している
ことが課題だ。どの程度ガソリンと混合して使用するかなどを研究していく」としている。

各社が、こうした取り組みに積極的なのは、ユーザーの環境意識の高まりに加え、ガソリン価格
の高騰を受け、より安価な代替燃料の登場を消費者が求めているという事情もある。

一方、トヨタ車体は、廃食用油を再利用してディーゼル車の燃料とする市民プロジェクト
「バイオディーゼル・アドベンチャー」に車を提供するなどの支援をしている。

写真家の山田周生さん(東京都練馬区在住)が、自家用車の荷台に小型精製プラントを積み込み、
市民から集めた廃てんぷら油などを精製して世界一周を目指すという“草の根運動”だ。
山田さんには「世界には食べ物がなくて困っている人がいるのに、穀物を代替燃料にするのは
どうか」という問題意識がある。

しかし、廃油は菜種油、オリーブ油、パーム油などが混ざっていることが多く、精製した燃料も
品質が一定しない。トヨタ車体も「現時点で商業化は考えていない」としており、普及には
さらなる技術革新が必要だ。

代替燃料の供給体制も課題だ。トヨタをはじめとする日系メーカーや、米3大自動車メーカーは
すでに、サトウキビなどから精製したバイオエタノールを燃料にした車を、北米やブラジルで
販売している。トヨタは「バイオ燃料の供給体制が整った国では需要がある」として、今後も
途上国を中心に販売国拡大を目指す方針だが、日本での販売のめどは立っていないのが実情だ。

ソースは
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_k/ckei071211_1.htm
依頼を受けてたてました。
2名刺は切らしておりまして
>>1
>米化学大手デュポンは、将来の主力商品として、トウモロコシを原料にしたバイオエタノールの
>開発を急いでいる。

米企業マジ自重しろ。食料をエネルギーに使うな。