大手IT企業と障害者支援技術(AT:Assistive Technology)企業が,
アクセシビリティ関連製品の開発促進を目指す団体「Accessibility
Interoperability Alliance(AIA)」の結成を米国時間12月10日に発表した。
デジタル化が進む現在,障害を持つ人々がITやコミュニケーション技術を
利用する上でさまざまな困難を体験しているが,こうした障壁を取り除く
ソフトウエア,ハードウエア,Web製品をより簡単に構築できるように
することが狙い。
AIAの設立メンバーには,米Adobe Systems,米BayFirst Solutions,
米Microsoft,米Novell,米Hewlett-Packard,英Claro Software,
英Dolphin Computer Access,米GW Micro,米HiSoftware,
カナダMadentec,英Texthelp Systems,スイスQualiLifeなどが名を
連ねている。主要なNGO団体も協力するという。
AIAでは,既存技術間の相互操作性向上を目的とした特定のプロジェクトについて
協力するほか,長いあいだアクセシビリティ関連製品の開発に立ちはだかっていた
課題を克服するための新技術あるいはソリューションの開発に取り組む。
現時点で予定しているプロジェクトとしては,あらゆるWebブラウザで共通の
操作が可能なキーボード・ショートカットの開発,AT製品とIT製品の連携を
向上するAPI開発,Microsoftが提供するプラットフォーム間共通の
アクセシビリティ・モデル「UI Automation」の機能拡張,UI Automationを
通じたリッチ・インターネット・アプリケーションの実装などが決定している。
ソースは
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071211/289212/ プレスリリース(英語)
Industry Alliance Aims to Increase Accessibility, Interoperability and Innovation
http://www.accessinteropalliance.org/newsevents/pr121007.html 依頼を受けてたてました。