【素材】軽くて強い炭素繊維やチタン、用途拡大…メーカー増産 [07/12/11]

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1きのこ記者φ ★
チタン、炭素繊維といった素材の生産能力の増強に、日本メーカーが動いている。
鉄やステンレスなどに比べて、軽く、強度が高いなどの特色があり、
航空機、自動車など製品の用途が広がっているためだ。

技術を蓄積してきた日本勢の強みが生かせるとの期待が高まる一方、
鉄に比べて数十倍する価格の引き下げや、リサイクル技術の開発などの課題も浮かんでいる。


神戸製鋼所は10日、チタンを溶解する工場を高砂製作所(兵庫県高砂市)に35億円を投じて新設した。
溶解炉3基を増設、溶解能力を3割増やした。
母材となるスポンジチタンにスクラップを加える「神戸法」という溶解の方法で、
コスト競争力の高い操業ができるという。

神鋼は国内で唯一、チタンの溶解から最終製品までを手がける。
新工場の稼働で、賀屋知行副社長は「中長期的な需要増に対応する体制が整った」と話す。

チタンは重さがステンレスの6割程度、強さは鉄の2倍とされ、さびにくい。
金属アレルギーをほとんど起こさないので、人工骨など医療用にも使われる。

チタンの出荷量はこの10年間で約2倍になり、2007年は1万8500トンが見込まれている。
日本は最終製品の生産で約2割を占める。
米同時テロで航空機向けが落ち込んだが、その後、航空機の部材のほかゴルフクラブや二輪車のマフラー、
プラント向けなどで利用が増えている。国内での最終製品の需要は07年度で5〜6%増になるとみられる。

需要の伸びを背景に、神鋼を含め、メーカーが増産体制に乗り出している。
母材となるスポンジチタンの製造について、大阪チタニウムテクノロジーズは、兵庫県尼崎市で、319億円を投資し、
生産能力を約6割増の3万8000トンに増強中だ。
東邦チタニウムは、11月に北九州市で432億円かけて生産能力を8割近く増やす工事を始めた。
大同特殊鋼も名古屋市で溶解炉を増設、08年中にも営業運転する。

ただ、チタンは製造コストが高いため、経済産業省の後押しで、神鋼や大阪チタニウムなど4社で、
コストを抑える精錬法の研究開発を進めている。
新日本製鉄は、美術館や神社仏閣の屋根材、浅草寺の鬼瓦のほか、デジタルカメラの外装材など
新たな用途開発にも取り組んでいる。

コスト削減と用途開発で日本メーカーが主導権を握れるかどうかが焦点となる。

ソース
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20071211ke02.htm
2名刺は切らしておりまして:2007/12/11(火) 23:04:03 ID:w0URqbHM
日本の素材開発技術って凄いね。
3名刺は切らしておりまして:2007/12/11(火) 23:07:42 ID:NV92IQeP
チタンは防食性が高いし注目の素材だよな
4名刺は切らしておりまして:2007/12/12(水) 18:44:24 ID:NWpRDDRC
炭素繊維は量産と加工とリサイクルさえ何とかできればマジで夢の素材だからな。
5名刺は切らしておりまして:2007/12/12(水) 21:48:50 ID:wpcVkH4F
vistaを出したことは正しいよ、すごく正しい

これでマンネリ化を抑え、次のモデルでガバっと売れるわけだ。
一強独裁じゃなきゃできないよ、こんな手法。

もしvista掴んでも、次のモデルにすぐ買い替えさせるから大丈夫
meの時と同じマーケティングになる
6名刺は切らしておりまして:2007/12/13(木) 04:10:18 ID:+Pc7trBz
新日鐵は日本の誇り
7名刺は切らしておりまして
>>4
炭素繊維は、リサイクル無理だろう