南砺市井波(八日町)の観光名所、八日町通りにある商業観光拠点施設「よいとこ井波」の
テナント全四店が、運営会社と経営方針をめぐって対立し、今月三日から休業していること
が十日、分かった。南砺市が中心市街地のにぎわい創出と地域活性化の核として昨年整備
した施設で、早期の運営正常化を目指して会社側とテナント側が協議している。
よいとこ井波は、南砺市が約四億五千五百万円かけて旧井波商工観光会館跡地に建設し、
昨年六月にオープン。井波地域の商工業者や住民らが出資する「株式会社まちづくり井波」
(齊藤隆夫社長)が同年七月から指定管理者として運営し、本年度は市から約四百六十四万円
の指定管理料を受けている。
テナントは、福祉作業施設が作った商品を扱う店やアート作品を展示する喫茶店、
工芸品店など四店舗で、テナント以外に井波商工会の事務所も入居。先祖が
井波地域出身の劇作家・小説家、故池波正太郎さんゆかりの品々を展示する
「池波正太郎ふれあい館」も併設している。
「よいとこ井波テナント会」は、施設全体の売上高が伸び悩んでいることから、
積極的な営業活動や核店舗である直営店の人員増などを要求してきたが聞き入れ
られていないとして、経営改善を求めて十一月下旬に会社や市などへ要望書を提出。
経営陣の体制一新や別の指定管理者を選定した上での運営を求め、今月三日からの
「全店無期限休業」を会社に通告した。
十日現在、同社直営の特産品売り場とレストランだけが営業している。
齊藤社長は「指定管理者である以上、早期に(運営を)元に戻すのが基本。
誠意を持って話し合いをしたい」と話す。
市は同社に出資しておらず、民間企業の人事に口出しする立場にないとして、
話し合いによる解決を望んでいる。清都副市長は「指定管理者に選定したのは
市だが、(休業してから日もたっておらず)指定管理者としてふさわしいかどうかを
うんぬんする段階でもない」と語り、当面は事態の推移を見守る考えを示している。
ソースは
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20071211/8805.html ソースに貼られている画像は
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20071211/img/img475dc1f176264.jpg よいとこ井波
http://www.matidukuri-inami.co.jp/ 依頼を受けてたてました。