【医療】万能細胞、国の支援を要望 山中・京大教授[07/12/08]

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山川の歴史教科書2201年版より抜粋

 20世紀末から21世紀初頭にかけて、中国等の共産主義陣営やインド等の新興国から、安価な労働力が大量に
世界の資本主義市場に雪崩のように流入した。この結果、アメリカ、ヨーロッパ諸国、とりわけ日本から、多くの産業が
それらの国々に移動した結果、各国では産業構造の変化と共に、深刻な労働問題が発生した。
 とりわけ、日本ではもともと労働運動に対する脆弱な体質もあり、多くの労働者が極めて劣悪な労働条件を強いられ、
低賃金や長時間労働や、出生率の低下による人口の減少等を引き起こした。
 これらは、18世紀の産業革命下でのイギリスにおける労働問題を思わせるひどさであり、低賃金や失業などから極端
な貧困生活をおくる人も増えた。また犯罪も増え、いわゆるスラム街が国中のあちこちにできた。 
 しかし、18世紀のイギリスのような児童労働が社会問題化することは無く、労働者の平均寿命や平均身長の低下は無
かったが、一方、過酷な長時間労働やストレス、破産、貧困等を苦にした自殺などの新たな社会問題も多く発生した。