【経済政策】「日本には、やるべき課題が残されている」--竹中平蔵慶應大教授  iEXPO2007[07/12/07]

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1やるっきゃ騎士φ ★:2007/12/08(土) 00:19:16 ID:???
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2007年12月6日、東京ビッグサイトで開催中の「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2007」
の基調講演で、慶應義塾大学教授・グローバルセキュリティ研究所所長の竹中平蔵氏が登壇。
「課題先進国日本の役割とは」と題した講演を行った。

竹中氏が日本が取り組むべき最大の課題として挙げたのは「経済の再生」だ。バブル崩壊後、
小泉政権下の不良債権処理などの改革によって、年2%のGDP(国内総生産)成長率にまで
持ち直してきた。しかし、少し良くなった結果に満足してはいけないというのが、同氏の
主張だ。

「日本経済はまだ強くなれる余地があるからだ」と竹中氏は話す。強い経済力を持つ米国が、
年3%のGDP成長率を維持している。日本がまだ実施していない課題に取り組むことで、
同じようにGDP成長を3%にできる。GDP3%成長を維持できれば、消費税率を引き上げず
とも税収を確保できると同氏は見ている。

「強い経済を実現するために、解決すべき課題はまだまだ残されている」と竹中氏は訴える。
米国がやっていることで、日本がやっていないことを探せばいいというのだ。例えば、
イノベーションを次々に生み出す、米国シリコンバレーと同じ仕組みを自国に作りたいと
考える外国政府担当者はたくさんいる。「しかし、シリコンバレーを作るために、米国政府が
直接投資をしたことはない。教育の枠組み、税制面のインフラを作っただけ。ここに日本が
学ぶべき重要な示唆がある」と竹中氏は話す。

「シリコンバレーのような新産業を創造するために、日本政府がしてきたことは、天下り組織
への投資ばかり。結果として失敗している」と竹中氏は指摘する。新産業を創造できる
ベンチャー、そのベンチャーを育む強い大学が不足していると同氏は課題を示す。
ばらまき型の運営交付金をやめ、競争力を生み出しそうな研究を見極めて資金を集中投下
すれば、研究の質が高まり、新産業の創造につながる。これは、米国がやっていて、日本では
まだできていないことだとしている。

続きます。ソースは
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071207/289066/