【ネット】次期IEの名称は「Internet Explorer 8」--ゲイツ氏が明らかに[07/12/06]
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名刺は切らしておりまして:
-続きです-
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●キャラが立っていることが人気の条件
touchやclassicの投入で、これまで2万円のレベルに張り付いていたアップル製品の
平均単価も一気に2万3000円程度にまで上がってきた。この影響は全体にも波及し、
1万7000円弱で推移していた全体の平均単価を1万9000円台にまで押し上げた。
国内メーカーはシャープを筆頭に平均単価は1万5000円を下回る水準だが、唯一
ソニーだけが、アップルと同じような動きをしている。1万7000円とアップルに
比べればまだ低い水準だが、11月に入っで平均単価が大きく伸びている。
「キャラが立っている」という意味では、アップルのtouchにあたるモデルは、ソニー初の
ワンセグモデルNW-A900シリーズではいだろうか。これまで携帯オーディオでワンセグと
いえば、東芝gigabeatのお家芸だったが、ソニーは手の中に納まるような非常に小さな
モデルでワンセグ化を実現した。
画面を指で叩いて引きずって操作する無線LAN端末でもあるtouchのキャラクターは強烈だ。
しかしそれ以外にも、とにかく大容量のclassic、小さくて安いshuffleと、iPodの中でも
それぞれのキャラは明確。好調なソニーも、ワンセグ、ノイズキャンセル、大口径イヤホンと
これまでにない役者を用意してきた。そのほか、SDカードとノイズキャンセラの松下、
1万円以下と手軽でモニタつきの東芝Uシリーズなど、それぞれの性格が明確になってきた。
●アップル、ソニーを追うメーカーは年末商戦で現れるか?
市場全体の傾向もみておこう。9月の新製品でshuffle以外全モデルの動画対応に踏み切った
アップルの影響が大きく、動画対応モデルの割合は一気にジャンプアップした。以前は2割程度
だった対応率が、ピークで72.4%までも上昇。直近の11月最終週でも62.0%と過半数超えを
果たした。
一方、記憶容量の傾向をみると、急激に下げ続けているのが1GB未満のモデル。06年8月時点
では、35%を超え数の上ではトップだった。それがこの1年あまりで急降下し、直近では
6.0%しかない状態だ。入れ替わりで1GBモデルが24.7%でトップ。
再生時間では、主流だった10-20時間未満が急激に減少し20-50時間の製品が7割を
超えてるまでに(原文ママ)拡大した。一方50時間超のモデルはこのところ減少傾向だ。
メーカーシェアは相変わらずアップルがダントツ。11月最終週では6割を狙う高位置に
つけている。またしばらく20%の壁をなかなか越えられなかったソニーだが、ここに
来てシェアが上向いており3割を狙うところまで来ている。その他のメーカーはまだ
10%未満のエリアに閉じ込められたような動きだ。しばらくなかなか3番手が浮上
できない状況が続いている。2社だけではいかにも寂しい。2強を脅かすような強力な
製品を繰り出すメーカーの登場を期待したい。
-以上です-
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