任天堂とNTT東西は29日から、NTTの光回線フレッツ光を利用して任天堂のゲーム機Wiiをインター
ネットに接続するサービス「Wii×フレッツ接続サポートセンター」を共同開設し、運用を始めると発表した。
Wiiを使ったネット接続利用者拡大を図りたい任天堂と、フレッツ光の普及を狙うNTT東西の思惑が一致した。
利用者はサービスを申し込むと、Wii接続に必要な機器の無線アクセスポイントや、Wiiのゲームダウン
ロード(500ポイントから)に使えるWiiポイント1000ポイント分がもらえる。接続設定はスタッフが行う。
導入費用は6800円。接続設定を自分で行えば、1000ポイント分がもらえる。
任天堂によると、Wiiのネット接続率は現在約40%で、ブロードバンド普及率50%超を下回る。Wiiや携帯
ゲーム機のニンテンドーDSでゲームファン層は増えたが、今後の成長にはネット接続の拡大が欠かせないと
みている。来春には店頭販売されていないWii用ソフトをダウンロードできるサービス「Wiiウェア」も始める。
NTTは光回線の加入者目標を2000万件に下方修正した。「パソコンに頼った普及から、今後はパソコンの
ない環境での普及が大切」(NTT東の古賀哲夫副社長)とし、切り札の1つとしてWiiをパートナーに選んだ
格好だ。
ソース
産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/071128/its0711281859004-n1.htm