【建設】建築関連の中小企業緊急支援、借り入れ保証枠を2倍に・住宅着工の急減対応措置…甘利経産相 [07/11/27]

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43まね
(続き)
地デジのテレビ番組を視聴するには、インストールした視聴・録画ソフト「Friio HDTV Player」を起動する。
東京23区内であれば、あらかじめ地域情報を設定済みなので、設定を変更する必要はなく、すぐに視聴できる。
Friio HDTV Playerの画面はテレビ番組を映す上部ウインドウと、コントロールのための下部ウインドウで構成する。
チャンネルを切り替えるには、コントロール部の左下にある「Channel Setup」をクリック。
チャンネルリストがポップアップするので、目的の放送局を選び「Set」ボタンを押せばよい。
画質は、通常のテレビパソコンと比べて、遜色のないレベルだ。


・録画ファイルを暗号化せず生成、複製も自在
録画は、コントロール部の中央にある「Rec」ボタンを押すだけ。
録画が完了すると、ハードディスク上に拡張子が「.ts」のファイルが生成される。
ファイル名は、録画した日付や時刻を自動的に含んだものになる。
このファイルのデータ形式は、デジタル放送やHDDレコーダーの録画ファイルなどに利用されている「MPEG-2 TS」だ。

HDDレコーダーやパソコンでデジタル放送を録画した場合、録画データは暗号化して保存する。
暗号を解く鍵は、それぞれの機器で異なっているため、デジタル放送の録画データは、原則として、
録画した機器でしか再生できない。
また、HDDレコーダーやパソコンなどで保存したデータには、コピー制御情報(CCI)が含まれているため、
通常は録画データをコピーすることはできない。

一方、Friioの録画データは、暗号化されていない。
このため、MPEG-2 TSに対応した動画再生ソフトを利用すれば、録画データを簡単に再生できる。
また、Windows上で録画ファイルのコピーが可能で、コピーしたファイルも問題なく再生できる。
これは、Friioを利用して録画したデジタル放送の番組を、劣化なく好きなだけダビングできることを意味する。
また、DVD書き込みソフトを利用すれば、録画番組のDVDビデオの作成が可能。別の形式の動画に変換することもできる。

これだけの機能を実装しているとなると、当然ながらFriioはその適法性を疑われることになる。
自由に複製や加工のできる.tsファイルをパソコン上に生成できることは、電波産業会(ARIB)が定めた
地上デジタル放送の技術仕様に抵触するほか、不正競争防止法に違反する可能性もある。
また、Friioのユーザーが録画したテレビ番組のファイルを他人に譲渡したり、インターネット上にアップロードしたりすれば、
著作権法違反となる。日経パソコンとして、Friioの購入や使用を推奨するものではない。

国内の放送局やメーカー、コンテンツホルダーなどの各業界に与えるFriioの衝撃は甚大だ。
日経パソコンは、Friioの実体と、その影響について、引き続きレポートしていく。
(記事終)