自動車・航空機産業向け計測機器のメトリス(ベルギー)日本法人のバート・アダムス社長は26日、
日本貿易振興機構(ジェトロ)名古屋貿易情報センターで記者会見し、
「日本での収益は、現在はグループ全体で5%前後だが、中長期的には20%を目標としている」と述べ、
今年2月の日本法人設立を機に、取引を拡大させる考えを示した。
メトリスは、光学式センサーやアームを使って、自動車のボディーやエンジン部品などの
形状を計測する機器を製造、販売している。
グループ全体の年間売上高は6180万ユーロ(約99億円)。欧州の大半の自動車メーカーに納入している。
日本では1997年から販売を始め、自動車メーカーではトヨタ、日産、ホンダ、
航空機メーカーでは富士重工などと取引しており、アダムス社長は
「名古屋地域には、トヨタをはじめ主要顧客が多く、顧客との関係を重視してこの地域に進出した」と説明した。
トヨタなど国内メーカーの製造ラインでは、不良品を少なくするため、
工程ごとに製品の仕上がりを検査する流れが加速している。
こうした事情から、アダムス社長は「計測機器の需要は高まっており、
トヨタなどの高い品質要求にこたえる技術提案をしたい」と語った。
日本法人は名古屋市名東区にあり、現在の従業員は5人だが、来年度に増員を検討している。
オフィスには、同社の計測機器を紹介するショールームもある。
読売新聞
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