▽「海外出張にパソコンは不要」,NTTコムがまずはブラジルでリモート・アクセス・サービス開始
NTTコミュニケーションズは,海外出張者がインターネット経由で自社のパソコンを利用できる
ようにするサービス「セキュアリモートデスクトップ“MagicConnect”」を,12月1日に開始する。
利用者はNTTコムが配布するUSBキーに格納された専用ソフトを使って,日本にあるパソコンを
操作できる。まずは,すでに導入企業が決まっているブラジルでサービスを開始する。
ユーザーはあらかじめ,自社のパソコンに専用の常駐ソフトを起動しておく。常駐ソフトは,NTT
コムの中継サーバーとセッションを確立する。ユーザーが海外出張先で手近なWindowsパソコンに
専用USBキーを接続すると,USBキーに格納されている専用ソフトが,NTTコムの中継サーバーを
経由して自社のパソコンにアクセスする仕組みである。その際,自社パソコンの常駐ソフトは
中継サーバーとの間で確立済みのセッションを利用するため,ファイアウォールなどの設定変更は
必要ない。
ユーザーは,日本にあるパソコンの画面を,海外でそのまま操作できる。認証機能や通信データを
暗号化する機能も備える。画面イメージだけを転送するため,データが海外のパソコンに残ることはない。
このMagicConnectは,NTTコムが国内向けに11月1日にサービスを開始した「Biz Communicator」の
リモートアクセス機能を海外出張者向けに改良したもの。ブラジルで同社顧客のパソコン盗難
被害が頻発したため,サービス開始を決めた。現時点ではブラジルのサンパウロにあるデータ
センターに中継サーバーを設置しているため,まずはブラジル出張者向けに提供する。中継サーバーを
増設した地域からサービスを拡大する予定で,アジア諸国や欧州を計画しているという。
価格はブラジルで利用する場合,初期費用が300USドルで,月額費用が30USドル。最低
利用期間1年の場合で,税抜き価格である。世界各地で利用できるようにするため,ドル建てにしている。
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