パーソナルメディアは、2007年11月14日〜16日に横浜で開催されている組み込み技術展示会
「Embedded Technology(ET) 2007」で、x86アーキテクチャに向けた組み込み機器向け
ソフトウエア開発パッケージ「PMC T-Kernel/x86開発キット」を展示した。組み込み機器向け
リアルタイムOSの「T-Kernel」をx86に移植したもので、PC AT互換のコンピュータ・ボードを
利用して組み込み機器を実装できる。Windowsパソコンと仮想マシン・ソフトを利用して、1台の
パソコン上に、開発環境と実行/デバッグ環境を構築できる。価格は10万5000円(税込み)である。
これまで機器メーカーから、組み込み機器向けのマイコンだけでなくx86といった汎用プロセッサを使いたい
という要望があったという。さらに組み込み機器の開発に当たっては、生産予定台数が数台という小規模生産品も
ある。その場合、安価に入手できるPC AT互換のコンピュータ・ボードを利用すれば、コストを低く抑えられる。
そのような用途にも、x86に対応したT-Kernelへのニーズがあったという。
パッケージはカーネルのほか、BTRONと同等のGUIライブラリやTCP/IPなどのミドルウエア、
LANインターフェースやUSB、PCカードなどのデバイス・ドライバ・ソフトウエア、18万字のグリフ(字形)を
内蔵した多言語用TrueTypeフォント、T-Kernel向けのウェブ・ブラウザやワープロ・ソフトといった
各種アプリケーション・ソフトウエア、ソフトウエア開発環境を含む。開発環境が対応するOSはWindowsである。
コンパイラはGCC(GNU Compliler Collection)、ソース・レベル・デバッガはGDBで、統合開発環境は
Eclipse for PMC T-Kernel(ウェブサイトでの無償ダウンロード提供)である。
5台分の実行ライセンスも含まれる。6台以上に載せる場合は、追加のライセンスが必要である。ソース・コードは
オプションで、価格は個別見積もりである。ほかに、年間サポート・サービスが付属するパッケージも用意した。
ソースは
http://www.eetimes.jp/contents/200711/28087_1_20071115192231.cfm “x86互換の超小型コンピュータで動作する「T-Kernel/x86」 コンピュータはコンテックの
「CPU-SB20/128(FIT)GY」である。LANやUSBなどのインターフェースを備える。”という画像は
http://www.eetimes.jp/contents/200711/img/28087_1_パーソナルメディアs.jpg 依頼を受けてたてました。
>>1 選択肢が増えるのはいいんだが、ひょってしてニッチ?
組み込みで、PC/AT互換機ボードの方が総合的に良いケースってのがよく判らん。
小規模生産ならむしろ、PCで論理記述->組み込み用にコンパイル->FPGAにロードなんじゃね?