「宿敵」森永卓郎も竹中支持。
ttp://blog.goo.ne.jp/moritaku_goo/e/c45375481fbe9fa6e9d8cb0dd360b386 私はことあるごとに、竹中大臣が進めてきた弱肉強食の経済政策を批判し続けてきた。
しかし、いまのマクロ経済政策に関してだけは、全面的に竹中大臣の政策を支持する。
ttp://wcsadmin.nikkeibp.co.jp/sj2005/column/o/78/04.html 少なくとも来年3月に福井総裁が再任されることは100%ない。そうなると、関心の方向は次期総裁の人選に向いてくる。
下馬評に上っているのが、武藤敏郎副総裁、そして、竹中平蔵氏らの名前である。
武藤氏は財務省出身であり、少なくとも日銀プロパーのようなガチガチの引き締め政策はしないだろう。
だが、わたしは、あえて竹中平蔵氏の就任を歓迎したい。彼は、弱肉強食の新自由主義を信奉する立場であり、
わたしとは相容れない考え方を持っているが、逆に言えば現状の引き締め政策を打破するには格好の人物だと思うのだ。
なにしろ、マネタリーベースが2月にマイナス21%、3月はマイナス19%という状況である。まさに空前の引き締め状態なのだ。
日銀総裁には「いい人」よりも、竹中氏のような毒を持った人を必要としている。
いい人や素人が総裁になると、決まって日銀は一気に洗脳攻勢に出て、金融引き締めに向かわせようとする。
だが誰がなんと言おうと、竹中氏は自分の考えを変えることはない。彼が日銀総裁に就任したら金融緩和政策をとり、
景気回復を確実にすることは間違いない。竹中日銀総裁が誕生したら、わたしはすぐに株を買いに走るだろう。
もちろん、金融緩和によって株価が上がれば、ハゲタカ外資が買い占めてきた株価が上昇し、
竹中氏の味方であるハゲタカがもうかることにはなる。それはそれで悔しいが、不況よりははるかにマシである。
毒をもって毒を制す、竹中をもって日銀を制すという発想である。