【地域経済/岐阜】ロケ誘致で「経済効果は増」　岐阜フィルムコミッション好調［07/11/14］

映画やテレビドラマ、ＣＭなどのロケーション撮影を誘致しようと県が設立した
「岐阜フィルムコミッション」が好調だ。２００７年度の誘致件数は１０月末時点で
昨年度の年間実績を超え、「ロケの直接経済効果は昨年度より確実に増えそう」と
担当者。１０月に始まった県とＪＲとの大型観光キャンペーンと相まって、観光客を
呼び込む誘い水になりそうだ。

県内を舞台にした映画「あの空をおぼえてる」（来年４月公開予定）。９月末から
約１カ月にわたって関市や多治見市、岐阜市など１０市町村で、主演の竹野内豊さん、
水野美紀さんをはじめスタッフ約６０人によるロケが続けられ、各所で話題となった。

ロケを誘致したのは岐阜フィルムコミッション。県観光交流課の職員３人が通常業務と
兼務するかたちで２００４年２月に設立。自然や歴史建造物などの写真をふんだんに
使ったロケ用ガイドブック「ロケベン」をつくり、映像制作会社などに情報提供している。

「こんな場所はないだろうか」といった相談を受けて県内を歩き回り、誘致が
成功した後も円滑に撮影が進むよう補助。担当の川西和彦さん（４０）は
「目に見えない関係づくりが大切」と休日返上で協力する。こうした取り組みが
奏功し、誘致件数は０４年度の１５件から０５年度は２０件、０６年度は１９件と
増加。本年度は１０月末時点で２２件となっている。

一方、１０月から１２月までのデスティネーションキャンペーンでは、全国の
ＪＲ主要駅に総合案内パンフレットを設置。各種雑誌やテレビ番組とのタイアップで
岐阜の魅力を積極的に発信しており、相乗効果が期待できそうだ。

川西さんは「岐阜にこんなところがあったのかと驚かれることも多い。『あの空？』は
実際に岐阜の地名が多く出る映画。映像を通じて観光客が増えてくれたら」。撮影誘致に
よる昨年度の直接経済効果（ロケ隊の人数と、ロケ地の観光動態調査に基づく圏域別単価
から算出した数値）は約３７００万円。各方面からのＰＲで効果はさらに膨らむのか。
注目が集まっている。

ソースは
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20071114/CK2007111402064090.html
「あの空をおぼえてる」のロケ風景
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20071114/images/PK2007111402164363_size0.jpg
依頼を受けてたてました。

２げっと