【ゲーム】バラ色でないダウンロード販売・中小ゲーム会社の現実[07/11/09]
1 :
やるっきゃ騎士φ ★:2007/11/13(火) 10:29:05 ID:???
ソースは
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITew000008112007 [1/3]
今の世代のすべての家庭用ゲーム機は、インターネットを通じて直接ユーザーにゲームを
届けるダウンロード販売の仕組みを備えている。ゲームやデータを流通させるための
中間コストがなくなるため、中小企業が新たに参入するチャンスが生まれ、また
パッケージ製品にするにはリスクが高いような実験的なタイトルが誕生しやすいと
考えられている。だが、実際の成果が断片的ながら徐々に見え始めるようになり、
中小ゲーム会社にとって決してバラ色の販売方法ではないことがわかりつつある。
■販売本数はハードごとにブラックボックス化
任天堂は10月に開催したプレスカンファレンスで、「Wii」の「ショッピングチャンネル」
を通じてダウンロード販売したバーチャルコンソール(過去のゲーム機のソフトをWii上で
遊べるようにする機能)の数が全世界で780万本にも達したことを明らかにした。さらに来年
3月にスタートするダウンロードによるゲーム販売サービス「WiiWare」に提案された
ゲームが100タイトルにも上っていることを明らかにしている。
マイクロソフトの「Xbox360」が展開する「XboxLiveArcade(XBLA)」も、欧米中小
企業の期待は高い。今年5月時点で、カードゲームの「UNO」が100万本を超えたという
数字も出ている。
ただし、こうした情報がタイトルごとや一定期間ごとに、きちんと発表されているわけでは
ない。ダウンロード販売の問題点は、各ハードベンダーのシステムを経由するため、本当の
販売本数を把握できるのがハードベンダーだけであることだ。各種調査会社の統計データには、
実際の情報が出てこない可能性がある。
ダウンロード販売で先行するXbox360では、参入した欧米企業の経験や反応から、様々な
問題点が浮かび上がりはじめている。もともとダウンロード販売はそれほど多くの売り上げを
想定していないが、それにしても販売本数が少なすぎるタイトルが増え始めているということ
である。
少数のニーズしかないタイトルでも、インターネット上では実際にモノとして在庫を持つ
必要がない。この特性を利用して、大量の品ぞろえを長期間に渡って抱えることで全体で
見れば売り上げに増に貢献する「ロングテール効果」が期待されていた。しかし、
各ソフトメーカーがその効果を実感できるようなところまではいってないようだ。
いつかの実際の例を上げよう。5月にリリースされたボードゲームの「カタン」
(800マイクロソフトポイント、約1200円)は、約9万人が購入した。売り上げは
9600万円という計算になる。まずまずの成果だ。
一方で、8月にリリースされた実験的なシューティングゲーム「Space Giraffe」
(400マイクロソフトポイント、約600円)は、購入者がわずか1998人だった。売り上げは
120万円程度にとどまる。これ以下の販売本数のタイトルも複数出ているようだ(いずれも
筆者所有のゲーム固有のランキングシステムで調べたデータによる。タイトルによっては
正確な販売本数がランキングでわかる)。
-続きます-
-続きです-
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■発売日を計算できないXboxLiveArcade
マイクロソフトのXBLAではリリース体制の問題も明らかになりつつある。大きな問題は、
いったいそれぞれのタイトルが「いつ」リリースされるのか、開発会社にも明確に示されない
ことだ。
マイクロソフトはゲームにバグがないかどうかを調べるテストラボをシアトルに置いている。
ここでXBLAで配信するゲームをチェックする。問題はバグがあった場合の再チェックの
仕組みで、不具合をチェックしてから、その結果が通知されるまでに約2週間待たされる。
もし、小さなバグが発見されたとすると修正を求められて再提出する。そのたびにまた
2週間待たされるということが繰り返される。
さらに、XBLAは全世界に同時リリースするサービス形態をとっているため、ほぼ完成した
状態になって、リリース前に世界各国のレーティング審査を受ける必要がある。その手続きは
基本的にマイクロソフト側でやるのだが、日本、アメリカ、イギリス、韓国など国によって
手続きが違っており、審査のポイントも違うため、いつ完了するのかやってみないとわからない。
結果として完成品に近いものを納品しても、その後の実際のリリースまでマイクロソフト側と
やり取りしながらかなり待たされることになる。半年程度の待ち時間はざらのようだ。
ところが一度合格してしまうと、時間を置かずに突然アナウンスして翌週には全世界にリリース
される。開発会社が期待するようなプロモーションはほとんど行われないままリリースに至る。
いつリリースされるのか季節単位でしかわからず、基本的に開発会社側でコントロールする
ことはできない。
これはXBLAにおいて各メーカーが直面している切実な問題である。リリースの時期が
わからないので、ゲームメディアなどへ広報活動をして、内容についてレビューを書いて
もらうこともできない。そのため話題にすらならず、デモ版さえダウンロードしてもらえず
埋もれるタイトルが後を絶たない状態だ。ユーザーは話題にならなければ無償のデモ版でも
ダウンロードしない。
さらに、告知は全世界に行われるのに、タイトルによっては特定地域で購入できないという
事実がリリースされてみないとわからないということもある。
結局ヒットしているのは、ユーザーの認知が高いものだ。過去のアーケードタイトルの移植や
すでに有名なものだ。「UNO」はいうまでもなく、「カタン」はドイツ製のボードゲーム
としては世界的に有名であることが大きい。それでも、数十万本といった大ヒットにまで
なっていないのは、いつの間にかリリースされていて、タイミングよくセールス
プロモーションを打てなかったことの影響が大きい。
-続きます-
-続きです-
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■直接販売にみられる売れ行きの法則性
ダウンロード販売のような直接流通するタイトルの売れ方には、ある一定の法則があることが
知られている。パソコン用のカジュアルゲームで成功しているパブリッシャーであるPopcap
Gamesが昨年韓国で開催されたカンファレンスで明らかにしたものだが、それは「100対
10対1の法則」だという。パソコン用のカジュアルゲームでは、ウェブ用の簡単なデモ版を
リリースすることが多く、そのプレーヤーが100人いると製品デモ版をダウンロードする人が
その中から10人出る。そして、実際にお金を払って製品版まで購入してくれるのはさらに
その中の1人という比率だ。逆にいえば、最初のデモ版を触ってくれる母数は、販売本数に
比例するということになる。
同時に、販売本数の1位と2位のタイトルには2倍以上の差があり、1位と10位の差は
10倍近いとも指摘している。
つまり、売れるタイトルは一部に極端に集中する傾向があり、ロングテールによってニッチな
タイトルの掘り起こしが起き続けるといった現象は起きていない。マイクロソフトは8月の
Game Festaで、リリース最初の2カ月で35%を売り、残りは月5%ずつ売れていくという
全体の平均を示している。やはり発売当初にどれだけ売れるかがカギとなる。より売れた
タイトルがさらに売れ続ける傾向をダウンロード販売は引き起こすと考えた方が正しいだろう。
■やはり重要なプロモーション
任天堂のバーチャルコンソールも同様だろう。6月に任天堂アメリカが発表したトップ5は、
いずれも「スーパーマリオブラザース」「スーパーマリオ64」などの任天堂タイトルに
なっている。780万本売り上げた内訳のかなりを任天堂タイトルが占めていると推測しても
おそらく間違ってないだろう。過去の話題性が、結局はヒットを牽引する結果になる。
そのため、中小メーカーが新しい斬新なアイデアを小さなチームで開発できたとしても、
売れるかどうかはプロモーションに大きく依存する。特に新しいジャンルの開拓では、その
重要性が増すことになる。タイトルを開発したところで力尽きてはいけないのだ。これから
参入を考えている企業は注意が必要だ。
プロモーションのためには、結局のところ資金力が必要になる。その現実を欧米のゲーム業界は
気づきつつある。
-以上です-
依頼を受けてたてました。
尖った作品じゃないと埋没しそうだな
5 :
名刺は切らしておりまして:2007/11/13(火) 10:33:38 ID:j2ZUAFmG
いい加減、クロノトリガーとか出せよ。
ニコ動で知ったがアルトネリコ2は別の意味で尖ってたな
7 :
名刺は切らしておりまして:2007/11/13(火) 10:37:39 ID:PfdamDIh
そもそも既存の流通の延長でこういうことやるからこうなる
要するに、ハードメーカーのやり方しだいでは
ばら色になるということじゃないか。
新清士はすぐ悲観論を言うから嫌いだよ。
9 :
名刺は切らしておりまして:2007/11/13(火) 10:45:11 ID:pSkmbChV
確かにXBLAは唐突なのが多い。
情報サイトをフル活用しててもその中ですら埋もれてる。
英語名だと直感的じゃないので内容に食いつきにくい。
まず無料で体験版として遊べるのはいいが、そのダウンロードの一手間に至らない。
「リリースしたぞ、さあ遊べ」ではいかん。
オンライン販売でも販促活動はちゃんとすべき。
あと斑鳩を早く出せ。
これDL販売の問題というよりはMSの課題だろ
そもそもプロモーションによってCD焼く枚数
変えるから在庫は たいした問題にはならないと思うが
特に中小のタイトルが予想外に売れたとしても
社員総出で間に合う数だし。 PCだけど・・・
SCEだとCDはSCEに発注するから状況かわるけど
11 :
名刺は切らしておりまして:2007/11/13(火) 10:49:25 ID:sT6T+VVP
やる前から想像できたことを何を今更。
今後はMMO形式増えるからロングテールなんてゲームの世界では全くの幻想です。
そんな過疎ゲー誰がやるんだよ。
人気のあるタイトルに利益は集中するだろ。
12 :
名刺は切らしておりまして:2007/11/13(火) 10:52:30 ID:yIyiXiXI
勝者は常に一人だな。
そもそもみんなゲームやってんのか?www
13 :
名刺は切らしておりまして:2007/11/13(火) 11:09:42 ID:GnVnTOsP
PR活動をして値段のわりには面白ければある程度の利益は見込めるかな?
プレステのシンプル2000シリーズみたいに?
売上げならカタンは10800万円だよな?
1200万円はどこに消えてるんだ?
本当に売上げなのか?算数もできないのか?どっちだ?
正直に約8万人の間違いでしたって訂正しとけよ
シンプル2000レベルの作品を800〜1200円で出せますよってのがDL販売だろうに。
ディスク・パッケージ代・中間流通・小売りの利益、全て省けるからな。
ただ、現状のLiveショップだとゲーム画面すら見れない。
どんなゲームなのかさっぱり分からないのに、わざわざ体験版DLしないって。
説明文もおざなりで見にくいし。結果、UNOやらカタンやらボンバーマンなどの知名度のあるもの
だけ売れる。これらは事前にゲーム内容が分かってるから。
16 :
名刺は切らしておりまして:2007/11/13(火) 12:38:21 ID:B6C4f0Af
オンライン配信も結構だが
広告がダッシュボード時の画像一枚だけはなあ
体験版配布も結構だが受け身のユーザーに対しての請求力が無いよな
Wiiも春のアップデートで体験版配布可能になるし花札屋がそこらの解を出せるかどうか気になるな
ま た 新 清 士 か !
>>17 好きな方を選べ('A`)
新清士
ファミ通
19 :
名刺は切らしておりまして:2007/11/13(火) 13:18:52 ID:dgIUPhKU
コリアンが副社長のマイクロソフトが開発したxbox360はどうしようもなく反日ゲーム機。
~~~~~~
ミッドウェイなんてコードネームを持つxbox360は反日の意図で作られたわけだからな。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0523/kaigai01.htm (プロジェクトミッドウェイ)
「日本への反攻の意味を重ねていた」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ミッドウェイ海戦は、太平洋戦争のターニングポイントになった戦い。
この戦いに負けた日本は、制空権、制海権を奪われ、それが結果的に本土大空襲を招き数百万の人が殺された。
それを再現するために、ミッドウェイなんてコードネームを付けた反日ゲーム機xbox360
反日ゲーム機で脳汁出しまくる痴漢wwwwwwwwwwww
とっとと日本から出て行けよ
20 :
名刺は切らしておりまして:2007/11/13(火) 13:23:44 ID:iLzh3cGm
そういうコリアンが作ったものなど買って喜んでる奴も売国奴といえようか
>>11 それはそれでないだろ
あんな金が入るまでに手間がかかりすぎるモデルを普通にやれるのは
大手かまたは国から金が出る韓国系とかくらいでしかない
話を戻すと
携帯電話向けみたいにサイトとかブランド単位で売って
ゲーム本体は十把ひとからげで扱うしかなさそうな気がする
パッケージでシンプル 2000 それ自体をブランドとしてプロモーションしてるようなもんでさ
XBLAはお試し版を起動しただけで「遊んだけどまだ獲得してない実績」がカウントされるのをやめれば
自動ダウンロードで片端から試してやるのに。
24 :
名刺は切らしておりまして:2007/11/13(火) 14:07:03 ID:FcvCJ6+4
itunesでDL購入してipod経由でHDDにロードできないの?
ウイイレなんてリアルタイムデータ更新が出来そうなのに
ダウンロード市場を開放すればいいだけじゃないのか。
ライセンスさえしっかり管理できれば、MSや任天堂が胴元になる必然性はあるまい。
>>25 それを実行して一番困るのはライトユーザーと、メーカーだと思うけどね。
>>8 何だまた新清士かw
XBLAの仕組みとかそれなりに参考になる記事ではあるけど
彼自身の論評がだいぶずれてるからなあ
>>9 タイトーのEXITもずいぶん遅れたしね
それはともかくWiiのVCは実数じゃなくてもいいから大体のDL数は
公表して欲しいなあ
最近はイースI・IIのヒットとかネオジオの配信開始とか任天堂ハード
以外でもDL数を稼ぐ作品が増えてきてるし
29 :
名刺は切らしておりまして:2007/11/13(火) 21:44:53 ID:cnrOVtVe
ダウンロード販売っていくら売ったか誤魔化せるの?
30 :
名刺は切らしておりまして:2007/11/13(火) 22:08:30 ID:ZI/M+y6+
営業に金をかけずにコスト削減して、逆に損するみたいなパターン?
>>8 彼は悲観論者ではないよ。
欧米至上主義者なだけで。
欧米で認められたものしか認めない。
>>29 理論上は出来るんじゃない?
ただ、信用問題にもなるだろうから、ばれたら一気にそっぽ向かれることは重々解ってるだろ。
ついでに、どのくらいダウンロードしたか?っていうのはアプリにそう言う機能を入れればいい
だけだし、技術的にはわかると思うけどね・・・問題は、それを入れさせてくれるかどうかだけど。