GMOインターネットは12日、プロバイダーサービス「MASTERNET」を
2008年2月末日で終了すると発表した。
ユーザーは、同社が運営するプロバイダー「ZERO」へ無償で移行する。
MASTERNETは、1996年にゼロ株式会社が提供を開始したプロバイダー。
NTTドコモの9,600bpsデータ通信対応のmova端末やメール端末「ポケットボード」
などを利用して、外出先などからメールを送受信できる「10円メール」を
主力サービスとしていた。
10円メールはその名の通り、携帯電話の通話料が発生せず、
接続料金(12秒/税込10.5円)でメール送受信が可能なサービスだ。
しかし近年では、NTTドコモでは高速データ通信の可能なFOMA端末が主流になり、
ポケットボードなどのメール端末の利用者も減少しているという。
このような背景から、GMOインターネッではMASTERNETの全サービスを終了することにした。
なお、ゼロ株式会社は2004年11月にスカイマークエアラインに合併しており、
同社のISP事業であるZEROとMASTERNETはGMOインターネットに継承されていた。
現在MASTERNETを利用しているユーザーに対しては、順次メールや郵送で通知する。
また、ZEROへの移行についても告知ページを開設して説明している。
メールアドレスはZEROのドメインのものが新規に発行されるが、
MASTERNETのアドレスへのメールは新アドレスに転送され、転送設定に期限はないとしている。
これまでMASTERNETでメールアドレスのみを利用していたユーザーに対しては、
移行専用プランとしてメールアドレスのみを無償で提供。
インターネット接続サービスを利用していたユーザーには、接続サービスを組み合わせた
セットプランを現行サービスと同価格帯で提供する。
ただし、移行に伴って、10円メールのほか、「Picoメール」「着信通知」
「料金明細送信サービス」「占いエンジェルメール」「Chaチャット」はサービスを終了する。
ソース
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/37166.html