【インタビュー】小西・元長銀取締役「10年前の金融危機時は、日本の銀行に腕がなかった」

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1きのこ記者φ ★
《九州大学教授の小西龍治氏は平成10年に破綻(はたん)した日本長期信用銀行の常務取締役だった。
 不良債権の重荷に翻弄(ほんろう)され、信用不安が拡大する長銀の行く末をめぐって、
 行内で激論を交わすことも度々あった。小西氏が長銀を去ったのは10年3月。
 破綻(はたん)する7カ月前だった》

−−今年は低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)に
端を発する米国発の金融危機が起きた

「今回の危機が世界に拡散した原因はIT(情報技術)による金融技術が進歩したためだ。
 ITによって世界における市場の壁が取り払われ、クリック一つで大量の資金が動くようになった」
「その原因の一つになった不動産ローンの証券化商品はまさにITによって可能になった。
 住宅産業が米国で経済の核になったのは証券化が発達したためで、そのリスクを
 世界に転嫁できたのもITのおかげ。今回の危機はITによるものだ」

−−10年前の金融危機と比較するとどうか
「当時の日本の銀行には腕がなかった。その結果、不良債権を自ら抱え込んでしまった。
 米国はリスクを他国の銀行などに売っていった。その証拠に今回の危機はドイツから始まった」
「大きく違うのは金融派生商品(デリバティブ)やバーチャルマネーのような中央銀行が
 捕捉仕切れない国境を自由に越える資金が増加した点だ。危機発生時に中銀が
 どう対処するかが今後の課題だ」

−−10年前の金融危機が起こった背景は
「日本は1980年代初頭、『ジャパン・アズ・ナンバーワン』といわれて世界を闊歩(かっぽ)していた。
 ただ、それはしょせん、『砂上の楼閣』だった。政府に保護された経済体制によってもたらされた
 繁栄であり、金融自由化による成果ではなかった」
 「そして、繁栄をもたらした戦後以来続いた銀行中心の経済システムの老朽化が進んだ。
 それなのに政府も銀行自身も切り替えができなかった。それが危機を引き起こした原因だ」

《8年に就任した橋本龍太郎首相は金融システムを欧米流に変革する一大改革を推し進めた。
 ただ、そのはざまで金融機関の経営破綻が相次ぐという皮肉な結果に。
 さらに政治が機能せず、官僚主導の不良債権問題の「先送り」政策によって危機を広げた》

−−日本の金融業界は変わったか
「当時、銀行の数が多すぎた。行き場のない預金を不動産に向けたが、新しい産業を育成、仲介する力が
 備わっていなかった。同時にリスクを見極める目もなかった。あくまでお金を配給するという作業に徹し続けていた。
 その感覚は今も同じ。その証拠に1500兆円といわれる日本の個人資産は眠ったままだ。
 リスクをとって、リターンを得るという訓練ができていない」

−−新型の金融危機への対処法は
「金融市場のスピードが速くなった。中央銀行が市場をコントロールしようとしたり、ストップをかけるのは難しい。
 中央銀行の役割は問題が発生したら、迅速に世界の中銀首脳が集まり、協調態勢を組むことだ。
 市場にできた穴をいかに早く埋めていくかという瞬発力が必要だ」

ソース
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/071110/fnc0711101538007-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/071110/fnc0711101538007-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/071110/fnc0711101538007-n3.htm
2日本銀行:2007/11/11(日) 22:54:42 ID:GN0jiNF3
日本の金融危機の原因はアメリカの金融テロ(国際業務での資本準備金率の引き上げ)です。
3名刺は切らしておりまして:2007/11/11(日) 22:54:58 ID:N2bMQHSN
まるで他人事だな
4名刺は切らしておりまして:2007/11/11(日) 22:58:17 ID:Us5qHjs4
悪いのは指揮官じゃなくて兵隊だって思ってるからねぇ・・・
5名刺は切らしておりまして:2007/11/11(日) 23:02:13 ID:Z5VlUJwe
今もないから安心して!
6名刺は切らしておりまして:2007/11/11(日) 23:03:40 ID:iNkYTrJf
それじゃ今は腕がサイコガンみたいじゃない。
7名刺は切らしておりまして:2007/11/11(日) 23:04:36 ID:fZHZjdns
銀行員って、無能で、にんげんのくずでしょw
8名刺は切らしておりまして:2007/11/11(日) 23:06:43 ID:xyU0q4xq
日本はまず上が駄目。
リスク取れないお勉強マシーンだらけだから。
9オレオレ!オレだよ、名無しだよ!!:2007/11/11(日) 23:07:02 ID:l0zS9meW
この人自身が「著しい当事者意識の欠如」だもんナ
こいつらの尻拭いを税金でした訳だw
10名刺は切らしておりまして:2007/11/11(日) 23:08:32 ID:iYQZ8OcB
修士が全然いなくて海外の会合に全くついていけないって銀行業界の話だっけ
11名刺は切らしておりまして:2007/11/11(日) 23:12:49 ID:Us5qHjs4
そりゃ合わないだろ。
日本の銀行員は預金集めが主な仕事だもの。
今はどうだか知らんが。
12名刺は切らしておりまして:2007/11/11(日) 23:18:05 ID:idaPm5T/
>>10
それは官僚じゃなかったっけ?
まあ眉唾な話だが
13名刺は切らしておりまして:2007/11/11(日) 23:24:00 ID:+meZigVu
みずほ銀行頭取が国会へ参考人招致か?

みずほ銀行の悪質取り立てが国会参議院財政金融委員会で追及される。
大久保議員「強引なセールス、商品説明の欠如、年収の350倍の融資、最後は競売で債権回収をはかる」
     「場合によってはこの委員会にみずほ銀行頭取を参考人として招致する。そして実態を解明する。」
峰崎委員長「提案は後で理事会において協議することに致します。」

http://ginkouhigai.com/index.php?itemid=139
14名刺は切らしておりまして:2007/11/11(日) 23:29:08 ID:1b1LwZXp
>  住宅産業が米国で経済の核になったのは証券化が発達したためで、そのリスクを
>  世界に転嫁できたのもITのおかげ。

たまらんなあ・・・・世界規模のババ抜きかあ
15名刺は切らしておりまして:2007/11/11(日) 23:30:06 ID:LrJ2Y1wA
いつか誰かが言った事を寄せ集めて文章にしてみましたって印象しか残らないね この手の人多い
16名刺は切らしておりまして:2007/11/11(日) 23:32:14 ID:iJOLGQ9o
17名刺は切らしておりまして:2007/11/11(日) 23:36:59 ID:WYsm96Iq
「その感覚は今も同じ。」って、分かってるじゃない。
育てられる人がいない以上、せめてこういう感覚の人が上にいてくれればいいんだけど、
俺らは何でもできる。すごいんだぞ。みたいのばっかりだからなあ。
18名刺は切らしておりまして:2007/11/12(月) 03:52:26 ID:8x8rNyEZ
直接、ものをやり取りするわけではない金融はITと親和性は高いから流動性をよくするのに一役買ってるだろうけど
不動産ローンの証券化商品は別にIT関係なくないか?規制だとか法整備でやれなかっただけじゃね?

一国の金融危機が世界に飛び火する事態も昨日今日始まったわけでもないでしょ
20年以上前のNYのブラックマンデーだとか半世紀以上も前の大恐慌だってアメリカの株下暴落が発端だったし

IT、ITって魔法の言葉のように連呼してて胡散臭い
19名刺は切らしておりまして:2007/11/12(月) 05:31:07 ID:mWSB0Udx
IT って 正体は ピエロ だから
20名刺は切らしておりまして:2007/11/12(月) 07:18:11 ID:yUs8y9RT
21名刺は切らしておりまして:2007/11/12(月) 08:55:19 ID:0+btoypI
小西行長
22名刺は切らしておりまして:2007/11/12(月) 09:16:06 ID:7Gw7+wmj
銀行という業態は、預金を全額保護するための規制の問題で、
そもそもリスクはとりにくい。
対応は、後手に回る。
体質なんて、そう簡単に変わるはずは無い。
23名刺は切らしておりまして:2007/11/12(月) 09:58:53 ID:536ghOeS
>今回の危機はITによるものだ

ITは手段であって、目的ではない。
24名刺は切らしておりまして:2007/11/12(月) 10:02:40 ID:B0a5L57R
ITによる資金移動の高速化に
中央銀行の頭がついてかないっていってんだろ。
バーナンキ「サブプライムの損害は軽微。米経済は堅調」
ヘッジファンド「とにかく売れ!売れ!売れ!」
バーナンキ「サブプライムの影響で、米経済は失速する」
25名刺は切らしておりまして:2007/11/12(月) 11:34:43 ID:Yda09r4f
Oh my god you now!
26名刺は切らしておりまして:2007/11/12(月) 13:47:58 ID:yUs8y9RT
>>22
こいつもきれいごと言っているがバブル時の銀行は、さらに利益を上げようとして
小金持ちや大金持ち、企業を引っ張り込んでは金貸すからと言って不動産投資を勧めまくってたんだぜ。
長銀なんて最たるもの。
で、不動産投資に手を染めた側はバブル崩壊で逃げられなくて大損、銀行も回収できなくなって不良債権。

27名刺は切らしておりまして:2007/11/12(月) 13:54:34 ID:VW2HBzQY
日本の金融業会は未だに 明治維新時からひきつぐ物差し(たとえば、元本返済主義であったり、
土地担保主義であったり、法定対応年数であったり)で中小企業冷遇を続けている。
 ITによる資金のボーダレス化は 国家規模の資金供給可能額の分母がふえていることで、サブプライムローンの
問題の本質ではない。
 サブプライム問題→米バブル崩壊にはならない。なぜなら 日本人とは根本的考え方が違う。
元本は土地の不動産価値で保証して、残りのバカ高い金利が滞るということ。この金利がペーパー化しているのでそれを
資金運用にまわしていた、投資家が損をする。株で損するのといっしょ。
 問題はこれを理由に石油先物市場に資金が流入して、物価があがること。
物価を押さえることは 消費者が安いものをできるだけ探して買う、もしくはいらないものを買わない。
そうすると 石油市場にサブプライムから逃げた資金がまた違う パラサイト先を探す。。。。。
28名刺は切らしておりまして
>>27
 米のサブプライム問題を指差して、だから 中小企業やその雇用者向けへの不動産担保の貸し出しを自重するというのは
税金をこれ以上はらいたくない手数料収入ビジネスに特化した日本の銀行の無能さを露呈することになる。