x86用の組込み開発パッケージ「T−Kernel/x86開発キット」を新発売
〜 PC上でT−Kernelのソフトを開発できる仮想マシンにも対応 〜
組込みシステムの総合ソリューションを提供するソフトウェアメーカーのパーソナルメディア
株式会社は、x86プラットフォーム用リアルタイムOS「T−Kernel」をベースとした組込み
システム開発パッケージ「T−Kernel/x86開発キット」を、2007年11月30日より
発売いたします。
パーソナルメディアでは、次世代標準リアルタイムOS「T−Kernel」を世界で初めてx86
アーキテクチャに移植し、2006年11月より特定のお客様向けに「カスタム版 T−Kernel/
x86」としてご提供してきましたが、その一方で、市販のPC/AT互換ボード等を使って手軽に
T−Kernelベースの組込みシステムを構築したいというご要望も多数いただきました。そこで、
カスタム版の開発で蓄積した技術を活用した汎用製品として「T−Kernel/x86開発キット」を
開発し、2007年11月30日から発売することといたしました。
「T−Kernel/x86開発キット」には、市販されているPC/AT互換の組込みボードの上で
動作する「PMC T−Kernel/x86」のほか、T−Kernel Extension、グラフィック、
TCP/IPなどのミドルウェア、LAN、USB、HDD、LCDなどのドライバ、ユーザ
アプリケーションを開発するための開発環境など、GUIを持った高機能な組込み機器の
開発に必要なソフトウェアがすべて含まれています。高性能かつ多様な機種が
発売されているPC/AT互換の組込みボード上で本製品を動作させることにより、
T−Engineベースの応用機器(T−Engine Appliance)の選択肢が大きく拡がります。
「T−Kernel/x86開発キット」は、PC上の仮想化ソフトVMware上で実行することもできます。
T−Engineボードなどのハードウェア(開発評価用ボード)がなくても、本製品と仮想化ソフトを
組み合わせることにより、1台のPCのみで「PMC T−Kernel/x86」上の組込みソフトの
開発やデバッグを進めることができ、組込み機器の開発効率向上に大きく貢献します。また、
この環境で開発した組込みソフトは、再コンパイルにより容易に他のCPUを搭載した
T−Engine応用製品に移植できるため、x86系のCPUに限らず、T−Kernelを
利用した組込み機器全般のソフトウェア開発を手軽に行うツールとして本製品を活用できます。
「T−Kernel/x86開発キット」の標準価格は、開発環境(SDK)および5台までのx86
プラットフォーム上で実行可能なバイナリライセンスを含めて105,000円(本体価格
100,000円)であり、パーソナルメディアからの直接販売にてお求めいただけます。
(ソース:一部抜粋、かなり省略してあります)
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=174747&lindID=1 (パーソナルメディア)
http://www.personal-media.co.jp/ (T−Engineフォーラム)
http://www.t-engine.org/ (パーソナルメディアのT−Engineソリューション)
http://www.t-engine4u.com/