米国におけるディーゼル燃料価格が史上最高に値上がりしている。1ガロン当たりの
全米平均価格は先週、14.6セントも上昇して3.303ドルに達した。
ロサンゼルス・タイムズによると、特にカリフォルニアは、全米平均を20セント以上
上回る3.524ドルを記録した。全米平均のこれまでの最高値は、2005年8月の
3.157ドル(インフレ調整後)だった。米国では平均ガソリン価格も上昇を続けており、
先週は14セント超上昇の3.013ドルだった。
これを受け、ディーゼル燃料の使用量が多いトラック貨物輸送業界は悲鳴を上げて
いる。加州ランチョドミンゲスの大手トランスポート・エクスプレスは、「当社では
業務経費の30%がディーゼル燃料。トラックを分け合うわけには行かず、貨物は
動かさなければならない。値上がり分は顧客に負担してもらわなきゃならない」と
話している。
業界は07年のディーゼル燃料支出を、過去最高の1080億ドルと予想しており、
前年比で50億ドル増、02年比では2倍以上となる。価格高騰の主因は、経済成長が
続く中国やインドの需要高騰で、中国では特にディーゼル発電機の使用が伸びている。
このほか原油取引量の多さ、低硫黄ディーゼルの生産コストの上昇、冬場に入り
家庭用暖房油の需要が高まっていることなども影響している。
ソースは
http://www.usfl.com/Daily/News/07/11/1106_029.asp 依頼を受けてたてました。