米国の信用力の低い個人向け住宅金融(サブプライムローン)問題が
日本企業の業績に影を落とし始めた。住宅関連では2007年度上期
(4-9月)に北米でのコマツの建設機械売り上げが二ケタ減少。
北米向け自動車輸出が同期に3年ぶりマイナスとなるなど、個人消費にも
一部減速感が出ている。企業は中国など旺盛な新興国需要を取り込み
足元では収益の伸びが続いているが、北米景気の変調が新興国経済などに
波及すると業績拡大ペースに陰りが出てくる可能性もある。
住宅投資の冷え込みが直接響く住宅関連では上期にコマツの北米での
建機売り上げが前年同期比11%減の1570億円、日立建機も同43%減の
418億円と低迷した。建設資材関連でも旭硝子の北米事業は1-9月期、
41億円の営業赤字。住宅価格の下落が厳しい西海岸中心に板ガラス販売が
減り、赤字が広がった。
ソースは
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20071106AT1D0504L05112007.html 依頼を受けてたてました。