【医薬/証券】薬品株に「武田ショック」:日本の医薬品メーカーの新薬開発力に疑問符 [07/10/30]

薬品株に「武田ショック」が走った。
武田薬品工業の次期主力商品として期待されていた開発中の高コレステロール血症治療薬に、
米当局から「待った」がかかったためだ。
個別のネガティブ要因にとどまらず、新薬開発におけるリスクとして市場は強く意識。

30日の薬品セクターの株価は平均で6％近く下落した。　

＜日本の医薬品メーカーの新薬開発力に疑問符＞　

医薬品セクターの30日の値下がり率（東証業種別）は5.9％と2位の海運セクター（2.66％）の倍近くに達した。
下落を主導する形となった武田薬品工業は12.41％下落し、日経平均を約41円押し下げた（日経平均の下げ幅は47円）。　

武田は29日、米食品医薬品局（FDA）が、
同社が高コレステロール血症治療薬として開発中の「TAK-475」に追加臨床試験実施を要求するともに、
高用量試験の中止を推奨したと発表。
市場からは
「追加臨床試験を実施するなら2年程度、承認申請が遅れる可能性がある。
　糖尿病治療薬アクトスの特許が切れる2011年以降の大型薬として期待されていただけに、
　株価には大きな影響があるとみている」（外資系証券アナリスト）との声が多く出て、朝から売りが殺到しストップ安となった。　

「地雷原が潜んでいた」──ある欧州系証券の情報担当者は今回の「武田ショック」についてこう表現する。
業績が堅調でディフェンシブ銘柄としても評価の高かった薬品株に思わぬ落とし穴があったというわけだ。
武田個別の材料にとどまらず
「日本の医薬品メーカーの新薬開発力に疑問符が付けられてしまうネガティブなニュースだ」
（UBS証券アナリストの志村裕久氏）との声も出ている。　

第一三共と米医薬品大手イーライ・リリーが25日（日本時間）に、
心臓病の治療などへの適用が期待されている大型新薬の抗血小板プラスグレルに関する
2本の小規模臨床薬理試験（第二相臨床試験）について、
プロトコル（手順）の修正が終了し承認が得られるまで試験を延期すると発表していたことも
「市場にショックが広がる土壌としてあった」（国内証券情報担当者）との指摘も出ていた。

また30日にはエーザイ が、世界初の経口AMPA受容体拮抗剤を目指して開発を進めている「E2007」について
第一番目の適応として2007年度中に欧米で申請を予定していたパーキンソン病適応の申請時期を
08年度第4・四半期に遅らせると発表したこともあり、マーケットは強く新薬開発リスクを意識することになった。　

>>2に続く

ソース：Reuters
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-28617420071030
ソースのソース：武田薬品工業株式会社　ニュースリリース
高コレステロール血症治療薬 TAK-475の開発状況について
http://www.takeda.co.jp/press/article_25262.html
関連スレ
【医薬】武田薬品に「国際悪質製品賞」［07/10/30］
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1193720982/

>>1の続き

＜世界では医薬品株に強い逆風＞

ただ市場には、これで武田もようやく世界的な医薬品株の水準に低下しただけとの意見もある。
これまでが高すぎたというわけだ。
日興シティグループ証券アナリストの山口秀丸氏は「TAK-475」のショックが大きかったのは、
安全性が高く問題は起こらないだろうとみられていた反動が大きかったためで、
新薬開発に失敗はつきものだと指摘する。

米国を中心に医薬品への安全要求基準は年々厳しくなっており、
試験の長期化による資金負担増などを通じて、新薬開発のリスクは企業にとって大きくなってきている。
世界の大手医薬品メーカーの株価が低迷しているのは、こうしたリスクの増加に投資家が敏感に反応しているからだ。　

米製薬大手のファイザーの今期ベースのPER（株価収益率）は11倍程度。
全世界で1兆円以上と医薬品として世界最大の売り上げを誇る高脂血症治療薬「リピトール」が
早ければ2010年にも特許が切れることから、先行きの不安を反映し株価は低迷している。

これに対し30日の武田の株価は1000円安のストップ安になったとはいえ7060円で、
PERは16倍程度とファイザーなどと比べればやや割高だ。
山口氏によると、武田はキャッシュが1株当たり約2000円あるため実質的な株価5000円、
今期予想1株当たり利益444円（公表ベース）で割るとPERは11倍程度と割高感は消える。
ただ「医薬品株は主力薬品の特許が切れた後に利益のターゲットを置くのが普通だ。
武田のアクトスは2011年に特許切れとなる。ここをターゲットにすると割安ともいえなくなる」（山口氏）という。　

クレディ・スイス証券アナリストの酒井文義氏は、
医薬品株の今後を占う上で11月4日に開かれる米国心臓病学会（AHA）における
第一三共の抗血小板プラスグレルのフェーズ3発表が注目点だと述べる。
第一三共は25日に発表された小規模臨床薬理試験の延期は、
現時点ではフェーズ3に影響を与える大きなものではないとしているが、
医薬品アナリストからはAHAでのフェーズ3結果の発表を待ちたいと慎重な声が多い。

酒井氏はAHAでの発表結果が、今後の第一三共の新薬開発力へのイメージを形成して株価を左右する可能性があると読む。
日興シティの山口氏も
「問題があるような場合は、（武田のTAK-475に続き）日本を代表する医薬品メーカーの1位、2位の
　乾坤一擲（けんこんいってき）の薬が駄目かもしれないとの懸念が広がり、
　日本の医薬品株全体にも影響が及ぶ可能性がある」と述べている。

博士の採用を嫌い同レベル感覚で学士とかせいぜい修士ばかりを採用し続けたツケだよ

そのうち、武田は乗っ取られます。必ず！

病気を作り出す薬

S安になってたね…ま、リバ局面で買うまで用はないな…。

コア３０でストップマン登場ってどうよ

「俺が修士しか持っていないのに部下に博士餅なんか雇えるかＹＯ！」というのが製薬会社の現状death

eザイはよく下げ止まったよね。14：00の発表でS安覚悟したけどさ。。。

>>8
素人か？今や武田を含む大手３社は、
新卒に占める博士の比率が４割は超えてるぞ。

http://news.yahoo.com/s/afp/20071030/ts_afp/consumerhealthfoodchildren;_ylt=AvldX9.gs4SIzBU5rXgYPI2s0NUE

Sleeping pills for kids top global list of bad products

ﾀｹﾀﾞがトップに選ばれますた

外資が、大きくぶよぶよになった甘いクラヤ三星堂を乗っ取る布石だ。

ハイリスク・ハイリターン

ここ利益率はんぱねーな

>>10
それらが会社の主力になるまではダメなんじゃないの？

>>3
>>8
ID:twNdVIptは就職氷河期に大学院進学して学位はとったけど、
アカポスがとれず、かといって就職するには専門性が強すぎて断られ、
今やポスドクを流浪の民のように続けるしかないポスドク一万人計画の被害者かｗｗｗ

>>15
もう主力でしょ。研究者のピークなんて30代前半までだし。
それぐらいの世代だと既に博士入社かなり多いよ。

てか博士だから優秀ってわけでもないと思うけどw

＼(^o^)／ｵﾜﾀ

ってかさ、日本で製薬会社の研究者になってどうすんの？
まじめに研究したいならアメリカやドイツ等の研究盛んな国に行かないと意味ないよ





と、国内三位の製薬会社につとめている俺が言ってみる

サブプライムでぼろぼろのファンドを救済するための陰謀？

もっと安くなったら買おう。

ゆとり＋博士量産時代の弊害かね。

>>19
ドイツは日本並に製薬産業は弱いだろ。無知すぎる。
研究に疎いMRか？

>>22 医療と勘違いしてんじゃないの？

医薬品は英米とスイスが強いんだっけ。
あとフランスで1社だけ何かあったよな。

>>19
ＭＲごときが製薬語るな

>>24
スイスはロシュとノバルティス、
フランスはサノフィ・アベンティス

バイエルは？

他の会社に申請されてあぼーん

ここのMRの給与高すぎ。35才で平均1000万だぜ。同年代の勤務医と同等。
しかもこちらは退職金がっぽり。自社株も優先的に買えるし。福利厚生も
充実。完全週休2日。有休もばっちり。

>>29
勤務医って35歳で1000万しかもらえないの？

司法省から１０００億脅し取られた。

ニュースを知ったのが３０日の午後５時、おかげで大損失だよ
２９日〜３０日午前までににニュースがうｐされてたサイトはないものかね？

>>32
29日の昼には出てたはず
色々巡回してるからどこでみたかは忘れた

自分の健康は自分で守るのが基本で、医薬品依存は最小限にとどめるべき。

>>30
３５で１０００万ももらえりゃ十分だろ。
知り合いの勤務医（大学病院）はもっと少ないぞ。

給料は高い罠。離職率も高いけど。
エーザイは別格かな

薬品株に「武田ショック」:日本の医薬品メーカーの新薬開発力に疑問符 [07/10/30]

ソース：Reuters
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-28617420071030
ソースのソース：武田薬品工業株式会社　ニュースリリース
高コレステロール血症治療薬 TAK-475の開発状況について
http://www.takeda.co.jp/press/article_25262.html