全米自動車労組(UAW)は27日、米自動車大手クライスラーの労働協約改定案が
組合員投票で承認されたと発表した。正式承認に必要な過半数の賛成票を集めた。
10日に医療費債務分離などで基本合意した改定案に対しては
組合員から「雇用保証などが不十分」との反発が予想以上に強く、承認されない恐れも出ていた。
ビッグスリー(米自動車大手3社)の労使交渉は未決着の米フォード・モーターに焦点が移る。
クライスラーの改定案を巡っては、先行決着した米ゼネラル・モーターズ(GM)に比べ
明確でなかった雇用保証、低賃金体系導入への批判が広がり、投票開始当初は反対票が圧倒的に多かった。
ソース
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071028AT2M2701M27102007.html