【金融】クレジットの残高情報、3兆円登録漏れ 過剰契約の温床に[07/10/26]
1 :
やるっきゃ騎士φ ★:
返済能力を超えるクレジット契約を結ぶ「過剰与信」を防ぐため、業界が自主ルールで
利用する個人信用情報会社「シー・アイ・シー」(CIC、東京都新宿区)に登録された
顧客のクレジット契約(個別商品分割払い)の残高総額が、実際の3分の2にとどまり、
登録漏れが3兆円に上ることが分かった。実際より低い残高を基に、顧客の返済能力を
超えた契約が横行している可能性がある。経済産業省の割賦販売法改正論議が大詰めを
迎え、法規制を求める声が上がる中、業界の自主的な取り組みの限界が明らかになった。
クレジット契約には、事前に決められた与信枠内でカード決済する方式と、商品購入の
たびに信販会社に立て替え払いを申し込む個別商品分割払いがある。後者は社会問題化
したリフォーム詐欺や高級呉服を大量に売りつける「次々販売」の温床とされる。
CICによると、個人信用情報として登録された個別商品分割払いの利用残高総額は
1月25日現在、6兆1944億円。ところが、社団法人「日本クレジット産業協会」(新宿区)
の統計では、残高総額は05年末現在で9兆3382億円に上っていた。経産省は、現在も
9兆円前後に上るとみており、全体の3分の1に当たる3兆円前後が登録されていない
ことになる。
CICは、正確な審査の助けとなるよう、顧客の収入や資産の有無、与信額、返済回数など
の情報を全件登録するよう会員会社に義務付ける。だが、与信判断で重要な利用残高の
情報は、登録するかどうかを会員の判断に任せている。
一方、CICは戸別訪問による住宅リフォーム詐欺事件を受けて昨年、購入した商品や
サービスの名称も契約ごとに登録するルールを作った。同一商品の購入が連続する場合
「次々販売」が疑われるため、このルールで過剰与信を防ぐ効果を狙った。だが、CICに
よると、商品名登録は1月25日現在、登録総数約6069万件中3000万件程度という。
残高の登録漏れについて、CIC経営企画部は「登録しない会員がいる。契約時に
登録される与信額や返済回数から残高は推測できるが、適正な与信に支障が出かねない
との批判は甘んじて受ける。法的な規制強化を巡る論議の成り行きを見守りたい」と
話している。
◇シー・アイ・シー(CIC) クレジット業界が出資し、84年設立された個人信用情報
会社(会員は3月現在742業者)。クレジット契約を結ぶ顧客の収入や資産の有無、
過去の契約の金額や利用残高などの情報を蓄積し、会員に提供する。割賦販売法
38条は過剰与信防止で業者にCICを利用するよう定めるが、利用しなくても罰則は
なく、努力規定にとどまっている。
ソースは
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071026k0000m040156000c.html “クレジット(個別商品分割払い)のしくみ”という図は
http://mainichi.jp/select/wadai/news/images/20071026k0000m020158000p_size5.jpg
関連していそうなニュースは
クレジット:年収200万なのに契約1385万…女性自殺
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071026k0000m040157000c.html 東北地方の小さな町で昨夏、50代の女性が海に身を投げた。死後、自宅から総額
約1385万円のクレジット契約書と封も切られていない大量の呉服が見つかった。
契約は支払い能力をはるかに超え、返済に窮した女性はうつ病を発症していた。
「質素な母がなぜこんな買い物をしなければならなかったのか。(支払い能力の)
審査がずさんでなければ、母は死なずに済んだはず」。大手クレジット会社の
過剰与信に追い込まれた果ての死を、息子らは悔やむ。
「これ以上めいわくかけたくないです。そう式もかんたんに」「今度生まれて
くる(長男の)赤ちゃん顔見たいです」
台所のテーブルに置かれた孫の漢字学習帳。9ページにわたり書かれた遺書の字は
ひどく乱れ、「世界一バカ バカ」と何度もつづられていた。
昨年6月の早朝。女性は家族の就寝中に家を出て、近くの海岸で変わり果てた姿で
発見された。
女性は夫と小さな商店を営んできた。自殺後、バッグから33件の分割払い契約書が
見つかり、押し入れには帯封が切られていない着物や値札がついたままのバッグが
多数残されていた。契約は9年前に始まり、間が2日しかないものも。
約1000万円分がオリエントコーポレーション(オリコ、本社・東京都千代田区)
との契約だった。「必ず記入」とある年収やローン残高が空欄のものが多かった。
穏やかだった女性は一昨年末から四六時中いらだち、「眠れない」と繰り返した。
うつ病と診断され、帰省した長男に「人に会うのが怖い」とつぶやいた。家族には
原因が分からなかったが、自殺する2週間前にも125万円の大島紬(つむぎ)を
クレジット契約していた。
世帯の年収は約200万円。支払いは月十数万円まで膨らみ、女性はなけなしの
定期預金40万円を解約し、銀行のカードでキャッシングを繰り返しては返済に
充てた。
町では年数回、呉服販売業者が展示会を開いていた。女性が多額のクレジット契約を
結んだ状況は不明だが、遺族によると、女性は呉服業者が自分の店に注文した商品を
配達に行った際、初めて会場に足を踏み入れた。以後、業者の地元スタッフが女性の
店に頻繁に現れ、家で取れたという野菜を置いていくこともあったという。
「地域の濃密な人間関係を利用され、断りきれなかったのではないか」。長男は、
遊びにも出かけず仕事着姿で働きづめだった母と、使いもしない高額商品の数々が
どうしても結びつかない。
割賦販売法はクレジット会社に対し、個人信用情報会社に顧客の取引履歴を照会する
などして支払い能力を超える契約をしないよう定めている。同法改正に取り組む
日弁連消費者問題対策委員会の道尻豊弁護士は「オリコ1社だけでこれだけ高額の
契約をするのは異常。初めから支払い能力を審査する気があったかさえ疑われる」
と指摘する。
遺族はオリコの審査がずさんとして、残額の支払いを拒否し、既払い分の返還も
求めている。オリコ広報・宣伝部は毎日新聞の取材に「示談交渉中で、コメントは
差し控えたい」としている。
3 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 11:29:43 ID:RrbeQoDc
年収200万の51才のおばさんが1300万の借金をして自殺した事件は本当に心が痛んだよ。
騙した奴全員死ねばいいのに
4 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 11:31:10 ID:N0oHu6Cz
ほんと嫌な世の中になった
5 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 11:34:07 ID:dRXwiUAq
オリコが悪いだけだろ
6 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 11:53:49 ID:5RR0cX7y
なんで借りたの?
これこそ自己責任
って、スレタイより
>>2のスレになる悪寒
オリコ 借りた?主婦一人で?
ショッピングローンならともかく 200万は有り得ない!
何で返ってこないとわかってるのに貸したの?それこそ経営責任。
オリコスレの予感!
元は第一勧銀が母体だっけ?
10 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 12:45:36 ID:fC8zy8PA
オリコもそうだが、
売った呉服屋もな
嫌な世の中になったものだ
11 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 12:59:24 ID:hoEFqYqR
言える事、死ぬつもりなら借りたら返すな。
サラ金業法の金利より高いところは元本の返済の必要もありません、貸し損です。
まともなサラ金は、簡単に債務整理に応じます。
心配なら法テラスに行きましょう。
私からのお願いです。
12 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 13:04:41 ID:I2XVNEKu
>>2 死ぬなら破産宣告すればよかったのに…
やはり精神的に追い詰められたんだね…
不憫で仕方がない。
13 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 13:08:35 ID:fyDG5Awe
断ろうよ。
断らなくちゃいけないよ。
14 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 13:11:46 ID:QXQlSxXU
呉服やリフォーム会社はフロント企業が多いのか?
15 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 13:21:28 ID:bnzsGMXy
無借金、ノートラブル、勤務歴10年で作ったJCBの与信が30万だったときには泣いた。
16 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 13:24:18 ID:hoEFqYqR
繰り返します、返済で苦しいなら法テラスに行きましょう、ちゃんと弁護士が対応してくれます、費用が無くても国から貸し付けてくれます、費用も10万円を少し上回る程度です。
詐欺と二人三脚で商売してるんじゃないかと思われるクレジット会社
オリコ
呉服展示会って、悪徳商法の代表みたいなものだろ。
それをわかっていてローン組ませるオリコは
どうしようもないな。
>>17 そういわれても仕方ないだろうな。クレジット会社と組まないと
呉服展示会商法は成立しない。
20 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 13:39:25 ID:dog9ADZU
信販会社は経産省の管轄 金融庁より下に位置する 所詮そんなもの
21 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 13:52:45 ID:njeSWsjH
>>18 オリコ自体が金貸しとしてかなり筋が悪い。
22 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 13:54:13 ID:Z7Lzp8cm
>>11 そういう正常な判断をする前に心を病んじゃったんだよね
23 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 13:55:18 ID:Q3afr/VY
銀行と消費者金融が組んでんだよ。
24 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 13:56:50 ID:0Vo+jqkB
JCB初作りで30マソならいい方だって
25 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 14:05:09 ID:/I2/+Fmr
>>15 最初はそんなもの。
毎年、それなりに使って、きっちり返していけば、
そのうち150マソ位までいけるよ。
26 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 14:05:40 ID:bBhjm1IG
だっておまえらくんでんもん
27 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 14:15:57 ID:Xanyod98
オリコは顧客にどういう責任取るんだろ?
オリコは株主にどういう責任取るんだる?
度々会社こかすような経営ばっかりしてるだからだろ!
無くなれば良いのに。
28 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 14:54:53 ID:poEqFWr6
>2 のケースは個人向けローンではなく、企業向けローン枠を設定された可能性があるな
29 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 19:53:44 ID:ATsUZ7Hi
はっきり言って詐欺会社の片棒を担いでるクレジット会社。
なんにも知らないフリしてなw
こいつらも同罪。豚箱送ってやれ!
30 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 20:11:26 ID:F/F6IZai
>台所のテーブルに置かれた孫の漢字学習帳。9ページにわたり書かれた遺書の字は
>ひどく乱れ、「世界一バカ バカ」と何度もつづられていた。
>穏やかだった女性は一昨年末から四六時中いらだち、「眠れない」と繰り返した。
ここまで来る前に弁護士に相談すればよかったんだが、そう判断をする前に完全にイカれちゃったんだね・・・
31 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 20:13:23 ID:0vKuHqUR
クレジットは借金と同じと言う事を考えてない人が何と多い事か…。
分相応にやれば何にも問題なかったのにね…。
気づかなかった家族も悪い。
呉服絵画販売禁止法
作った方が早いと思うよ。
クレジットカードなんか限度100万円まで
法律で上限かければいいんだよ
200 300 も要らないよ。
金持ちは、デイビットカードで一括払いすれば
いいんだから。
34 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 20:51:14 ID:3KRSnLoN
オリコの「入れます」ってひでーらしいな
入れるけど払わないとかw
35 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/26(金) 21:04:25 ID:xhmrlGGi
>>15 定職なしの俺が最近作ったANAカードの限度額は70万円だった。
審査っていいかげん?
36 :
悪徳信販:2007/10/26(金) 21:59:27 ID:mOLCl/Zp
>34
いや、それアリコ
釣られてみた
37 :
名刺は切らしておりまして:
クレジット:「次々販売」防止、商品名3千万件も登録漏れ
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20071028k0000m040119000c.html 顧客の返済能力を超えるクレジット契約を防ぐために契約情報を蓄積する個人信用情報会社「シー・アイ・シー」(CIC、東京都新宿区)で、
高額商品を大量に売りつける「次々販売」を防ぐのに必要な購入商品名の情報が、契約情報の半数に当たる約3000万件について登録されていないことが分かった。
商品名登録は、05年に社会問題化した住宅リフォーム詐欺事件を教訓とするクレジット業界の自主的な取り組み。悪質商法防止に後ろ向きな業界の体質が鮮明になった。
CICはクレジット業界の出資で84年に設立された。クレジット会社は個別商品の分割払い契約で顧客の購入代金を立て替え払いする際、
申込書に書かれた情報や契約内容をCICに登録する。新たに契約を結ぶ際には事前に顧客の利用残高などを照会する。これらは自主ルールで会員各社に義務付けられている。
05年5月、複数のリフォーム業者が埼玉県の認知症の姉妹に床下の換気扇などを大量に売りつける事件が発覚した。再発防止策を検討した業界団体、
社団法人「全国信販協会」(会長・木島光彦ジャックス相談役、千代田区、会員43社)の要請を受けて、CICは06年5月、クレジット会社が登録する情報項目として、
新たに商品やサービスの名称を加えた。同一商品の契約が続く場合、「次々販売」を見破り、新たな契約を手控えさせるためだった。
ところが、CICによると、1月25日現在保有する契約情報件数6069万件のうち、商品名が登録されているのはおよそ半分で、
残りの半分については顧客が何を購入したか把握できない状態だという。
次々販売の被害では、呉服や布団、宝石などさまざまな高額商品を売りつけるケースが問題となっている。
CIC経営企画部は「商品名のうち住宅リフォーム関連だけは信販協会の意向で登録を義務付けている。
それ以外の商品名は会員各社の判断に任せている」と話している。CICの顧客情報を巡っては、
顧客のクレジット利用残高に3兆円の登録漏れがあることが判明している。
【クレジット問題取材班】
毎日新聞 2007年10月28日 3時00分