「鉄道の日」(10月14日)に合わせ国土交通省鉄道局が実施する
第6回「日本鉄道賞」で、第三セクター、阿武隈急行(伊達市)が
表彰選考委員会地方鉄道活性化賞を受賞した。3日、同省が発表した。
福島市の花見山の観光シーズンに合わせ販売した企画切符
「ふくしま花見山きっぷ」を中心にした取り組みが、地方鉄道と地域経済の活性化に
貢献する取り組みとして高く評価された。
花見山きっぷは、同社の電車往復券と、福島駅と花見山を結ぶシャトルバスの
往復切符引換券をセットにした企画切符。
今年3月下旬、初めて発売し、同社の他の企画切符の10倍以上に上る約3400枚を売り上げた。
これにより同社は、春の観光シーズン、定期外利用者数が前年度比でプラスを記録した。
同時に、駅に無料駐車場を整備しパーク&ライドを促進する同社の長年の取り組みが、
マイカー規制が敷かれる花見山への旅客輸送に「威力」を発揮。
宮城県各地からの新しい観光客を掘り起こすとともに、花見山周辺の混雑抑止にも貢献した。
審査では、この地域に貢献するヒット企画と、これまでの地道な利用促進努力がともに評価された。
表彰式は15日、東京都のハイアットリージェンシー東京で開かれる「鉄道の日」
記念祝賀会の席上行われる。
ソース
http://www.minyu-net.com/news/news/1004/news10.html