【経済政策】マイクロソフト(Microsoft)の制裁めぐり、EUと米国が対立 [07/09/28]
1 :
きのこ記者φ ★:2007/09/30(日) 21:59:45 ID:???
Microsoftが独占力を行使して競合他社を退けたと認定した
欧州連合(EU)第一審裁判所の判断をめぐり、欧州と米国の独禁法規制当局の間で激論が交わされた。
9月27日にはトーンダウンしたものの、政策の違いについての論議では互いに引き下がらなかった。
独禁法問題カンファレンスの「Fordham」で欧州と米国の当局者は慎重に言葉を選び、
互いを刺激することは避けた。
これに先立ち米司法省のトーマス・バーネット反トラスト局長と欧州委員会のネーリー・クルス委員
(競争政策担当)の間では先日、激しい応酬が交わされた。
欧州委員会は2004年、Microsoftが独禁法に違反したとして4億9700万ユーロの罰金支払いを命じ、
EU第一審裁判所が先日、この裁定を支持する決定を言い渡した。
27日のFordhamカンファレンスで米連邦取引委員会(FTC)のデボラ・マヨラス委員長は、
欧州の裁判所は米国のアプローチを一切退けてきたと述べ、EUと米国は協調態勢を改善する
必要があると指摘した。
マヨラス氏は2001年、Microsoftが米国の独禁法に違反したと認定されたことを受け、
同社の制裁措置決定に携わった人物。
米国の制裁措置では一部のMicrosoft接続情報について限定的なライセンス提供を命じ、米国の裁判所に
承認されたが、制裁内容は欧州に比べるとはるかに軽いものだった。
一部の州からは、米政府の制裁措置は効果がないとの批判が出たほどだ。
ソース(
>>2以下に続きます)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0709/28/news072.html
2 :
きのこ記者φ ★:2007/09/30(日) 22:00:00 ID:???
(続き)
欧州と米国は、個々の企業の行動に関する独禁法上の扱いをめぐり、
「協力と対話の強化」を目指す必要があるとマヨラス氏は述べている。
慎重に言葉を選んだ同氏の発言は、司法省のバーネット氏の発言とは対象的だ。
バーネット氏は、欧州第一審裁判所がMicrosoftに対する判決を言い渡した数時間後に声明を発表し、
「(第一審裁判所の判断は)イノベーションを萎縮させ競争意欲を減退させる」と批判。
これに欧州委員会のクルス委員が辛らつな反論で応じた。
27日のカンファレンスではマヨラス氏の発言に対し、英公正取引局のジョン・フィングルトン局長が
抑えた言い方で反論。
「これに関してもう1つ理解が大切なのは、主権が異なる地域の司法権を尊重するということだ」と言い返した。
意見の一致というのは「双方向のプロセス」だとフィングルトン氏は強調。
American Airlinesが格安航空会社を破綻させる目的で料金を値下げしたとして
米司法省が起こした裁判が裁判所に退けられたのは、米国政府の権限を骨抜きにするものだと指摘した。
「現在の判例を見ると、米国では略奪的価格の責任を問うのが本当に難しくなるだろう」とフィングルトン氏。
欧州委員会競争局のナンバー2であるフィリップ・ロウ氏が客席から発言する場面もあった。
同氏は「意見の一致の問題については、われわれがここで努力しなければならない」としながらも、
Microsoftに関する事実関係の収集について欧州委員会が取った措置は正しかったと弁明、行動を
起こすのにどれだけ長く待たなければならないのかと問い掛けた。
「われわれが問題にしているのは独占的地位が長期にわたって続くことだ。10年では短過ぎるのか長過ぎるのか。
15年ではどうなのか」
その後講演したクルス氏も、米国と欧州の規制当局の間で協力が必要だとの認識を示したが、
同時に相互の違いを尊重することも促し、次のように述べている。
「われわれは、あなた方のこの問題に関する取り組みを興味深く見守ってきて、
あなた方の経験から有意義な教訓を得た。この問題についても別の分野においても、
どのような問題に対応すべきかという点については大西洋をはさんで非常に幅広いコンセンサスがある。
ただし、地政学的環境や法的伝統、文化の違いを反映して、解決策は必ずしも細部まで完全に一致するとは限らない」
(記事終)
日本でも制裁すべき、明らかに独禁法違反
4 :
名刺は切らしておりまして:2007/09/30(日) 22:11:13 ID:jUGMz+kZ
日本のアレはダメでしょ
吠えない番犬だからw
5 :
名刺は切らしておりまして:2007/09/30(日) 22:18:36 ID:hWsxZ0Sg
こらゲイツどうせならセキュリティーソフトも無料でくっつけろよ
アメリカのポチの日本の時はTRONを滅ぼすのに成功したが
EUはさすがに強いなw
欧州は立派だなあ
日本はしょせんアメリカの飼い犬だからなあ・・・
8 :
名刺は切らしておりまして:2007/09/30(日) 23:30:14 ID:CYIe+YXI
日本ではNECがいる限り世界の最後までMSが残ります。
こうやってまたWindowsの日本語版だけが
世界一の高価格になるんだね。
10 :
名刺は切らしておりまして:2007/09/30(日) 23:33:56 ID:ylarIUTY
政府はMS排斥に動き始めている。
ワードやエクセルの使用を止め始めている。
EUのような形は取らないだろうが、
政府は公共部門からMSを排除するだろうな。
11 :
名刺は切らしておりまして:2007/09/30(日) 23:35:04 ID:X6I+aBYE
マイクロソフトの、OS肥大路線は地球温暖化の観点から見直すべき
12 :
名刺は切らしておりまして:2007/09/30(日) 23:37:50 ID:YmsZPVAo
オープンソースは糞。
何年やってんだよ。
13 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/01(月) 00:10:10 ID:NaXMZZBx
あきらかにEUは不公平だろ。
だれだってウインドウズ用のアプリを作ることは出来るんだし、
その為に必要な仕様だって、べつにMS側に公開しなくちゃいけない義務はないはずだが。
好き勝手にルールを作っているEUは法の精神を持ち合わせてないな。
14 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/01(月) 00:15:48 ID:DvaipgwZ
つーか国がこうまで露骨に自国企業保護してどうする。
15 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/01(月) 00:16:58 ID:IJHeHD1s
ちょっとEUはやりすぎ。
16 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/01(月) 00:19:59 ID:iwhjbTWJ
日本はMSの独占体質と資金力に物言わせるやり方で
ゲーム産業潰されたのに何もできないんだよな
17 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/01(月) 00:24:54 ID:IJHeHD1s
>>16 ソニーに関しては自滅。
任天堂に関してはまだ潰されてない。
19 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/01(月) 00:49:21 ID:ZBZyzGd8
マヨラー
20 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/01(月) 00:55:01 ID:C61MT6aS
嫌ならMSのOS,アプリ使うのやめてみろや
21 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/01(月) 01:25:52 ID:OPCkWq1I
政府より企業のほうが強くなっている気がする。
多国籍企業は世界中で商売するけど、政府は、国や地域単位。
政治の力が相対的に弱まって、公正な競争が行われにくくなっていると思う。
22 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/01(月) 11:17:21 ID:LJZQ0uK4
>>20 それが自由に出来ない事が危険なので理由問わず独占禁止法〜
日本は一国
向こうは連合だからなw
そらつおいよw
数とか大きさじゃなくて、官僚の力量の差
25 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/01(月) 23:56:38 ID:YG8p2TsM
農産物や工業規格についてもEUの戦略は当を得ている。
EUは遣り過ぎという意見もあるが、MSの独占的やり方はどう説明するつもりだ。
26 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/04(木) 16:54:30 ID:1L43c3fL
482 名前:名無し三等兵 投稿日:2006/04/07(金) 16:18:41 ID:SSNe//wg
アメリカがTRONを潰した背景は…↓という長期戦略(一部)があった。
特許庁 第四回工業所有権審議会国際部会 議事次第
http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/shingikai/pdf/5kokusai/h11322.pdf U.工業所有権制度を取り巻く国際情勢
U-1 制度の枠組みづくりの動向と国際交渉
1.米欧及び途上国の知的財産政策
(1)米国
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
_/@80年代に入り自国産業の国際競争力の相対的低下に対する危機感から、
_/ 産業活性化のために知的財産権保護強化を推進する
_/ 「プロパテント」政策へと大きく政策転換。クリントン政権においてもこれを継承。
_/Aかかる「プロパテント」政策のもと、
_/ 知的財産権の国際的な保護が自国の利益に繋がるとして、
_/ 一方的措置を背景とした二国間交渉と、
_/ GATTウルグアイラウンド交渉のもとでの多国間交渉とを
_/ 使い分ける外交政策を採ってきた。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
A.国内政策
A-1. 知的財産保護強化を通じた産業振興策
(a)カーター大統領「産業技術革新政策に関する教書」(79年)
60年代及び70年代初頭まで米国は高い技術力を背景に、
圧倒的な優位に立っていたが、
70年代後半のエレクトロニクス分野などでの
日本及びドイツの追い上げに対する危機感から、
産業の技術革新の振興に向け
知的財産権の保護強化等を提唱
27 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/04(木) 16:55:00 ID:1L43c3fL
483 名前:名無し三等兵 投稿日:2006/04/07(金) 16:26:53 ID:???
>>1に一つ言っておこう。
同じ時期ににアイアコッカを中心に自動車業界も
ジャパンバッシングを展開したが、日本車は今でも
世界をリードしている。
TRONは世界的には普及できなかった。
どちらも同じ「陰謀」だがこの違いはなぜだと思う?
>>1はこの質問を絶対にスルーするだろうな。
28 :
名刺は切らしておりまして:2007/10/04(木) 16:55:31 ID:1L43c3fL
487 名前:名無し三等兵 投稿日:2006/04/07(金) 16:37:14 ID:SSNe//wg
>>483 米日貿易摩擦において、アメリカの命令により、通産省は、
日本の自動車産業を実質上のアメリカ産業として生き残らせることとバーターで、
日本のエレクトロニクス産業を壊滅させることを選択した。
アメリカと通産省が協力して、全力でTRONを潰したのはその一環にすぎない。
また、ハードウェアにおいても、アメリカは台湾・韓国などの第三国経由ダンピングによって
日本のハードウェア産業を壊滅させた。これも上記の一環にすぎない。
これらの背景にあるものはなにか?
アメリカの世界覇権への意志である。
アメリカはソビエト連邦を倒す算段がついた70年代に
世界一極支配体制を構築する大戦略を立てた。
その大戦略に基づく戦略が、アンチパテントからプロパテントへの大転換であり、
プラザ合意による超円高比較ドル安体制の構築である。
そしてこのどちらにも日本と西ドイツが関係していた。
西ドイツは、宿敵フランスと手を結ぶことによってこれを回避した。
しかし日本は、忠実にアメリカの命令を実行させられた。
以上。
おわかり?
民主か共和かによって変わるからな
今は情報共有が進んでるから昔のようには行かないと思うが