【自動車】三菱自動車：｢i MiEV SPORT｣出展、無線充電できる電気自動車…東京モーターショー07 [07/09/07]

こういうモーターショーのコンセプトカーならともかく、市販車にするまでのハードルはまだまだ高そうですね。
電気自動車のネックは、バッテリーのコストと、充電設備のインフラ。
たぶん、このコンセプトカーの製造コストは千万円単位になっているはず。
仮に、市販の量産車ができたとしても、価格は一台300万円を超えるんじゃないかな。

リチウムイオン電池の安定、安全性をはじめ、実用になるだけの航続距離を得るためのバッテリーサイズとその価格を考えると、
数年でだめになる電池を交換するごとに、ン十万円をポンと払うユーザーがどれだけいるか。
ましてや、クルマなんて、とんでもない環境で、とんでもない使い方をされることを前提で安全マージンをとらなきゃならない。

無線充電って、あんた、電気自動車のバッテリーを充電するのに、どれくらいの無線出力がいるか、
高校の物理程度の計算でわかると思うが、生半可な数字じゃないよ。
指向性のマイクロ波ビームにしたら、これはもう戦時中の「怪力電波｣をはるかに凌駕する殺人電波になりえる。
万一、無線充電用の電波アンテナ、なんてモノができたら、絶対近くには寄りたくない。
こんなものがすぐ実用化できるのなら、常時電波を受けている携帯電話なんて、永久に充電不要になっていてもよさそうなものでしょ。

三菱も、アドバルーンあげるのは良いが、実用化への展望をある程度確保してからにしてもらいたいなあ。