有害サイトから子供を守れ?。PHS(簡易型携帯電話)専業のウィルコムは6日、
子供が携帯のインターネット機能を使って「出会い系」や「アダルト」など有害サイト
へアクセスするのを未然に防ぐ「アクセス制限サービス」を導入すると発表した。
これにより移動体通信事業を展開する上位4社のアクセス制限サービスが出そろった。
近年、携帯サイトの有害サイトを通じて子供が犯罪に巻き込まれるケースが増えている。
各社は携帯が持つ“負の側面”を制限サービスで改善し、子供でも安心して使える携帯
・PHS環境を整えたい考えだ。
ウィルコムが開始するのは「有害サイトアクセス制限サービス」。青少年の利用が
禁止されている出会い系など有害情報サイトへのアクセスを制限する。利用は無料で、
ウィルコム端末の販売店のほか、ウィルコムのサービスセンター(116番)で申し込める。
制限サービスは既にNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルが提供する。
先鞭をつけたのがドコモ。2003年8月に「iモード」の公式サイトにしか
ネットアクセスできない「キッズ iモードフィルタ」と呼ばれるサービスを
開始。さらに05年7月には、出会い系、アダルトサイトのアクセスを制限する
「iモードフィルタ」、夜間から早朝のiモード接続を制限する「時間制限」を
導入し、保護者の好評を得ているという。
ソフトバンクは、05年1月に有害サイトへの接続を防ぐサービスを、07年2月には
同社公式サイトにしか接続できないサービスを提供。KDDIも06年4月から
制限サービスを開始している。 各社がこうしたサービスに力を入れるのは、近年、
携帯の出会い系サイトから子供が犯罪に巻き込まれるケースが増えているため。
警察庁調べによれば、06年の出会い系による犯罪は前年比21・1%増の1915件で、
被害の約83%が18歳未満の少女。このうち、97%が携帯の出会い系サイトが
きっかけだった。
こうした環境の中、子供に携帯を持たせている保護者の、有害サイトのアクセス制限
サービスへの関心は高まっており、ドコモが昨年12月に約900の契約者を対象に
実施したアンケート調査では、制限サービスの認知度が1年前に比べ約3割増の77%に
上昇した。
携帯各社は今後も業界団体の電気通信事業者協会との連携で啓発活動を続けるが、
KDDIの小野寺正社長は「犯罪対策など社会科学の側面から(闇サイトなどの
規制法制化などを)しっかり進めるべき」と国に呼びかけている。
ソースは
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200709070004a.nwc ウィルコム
http://www.willcom-inc.com/ja/distinction.html 企業情報
http://nikkei.goo.ne.jp/perfect/basic_37773.html 依頼を受けてたてました。