総務省は4日、国の管理下で財政再建中の北海道夕張市について、過去に
高金利で貸した財政融資資金などの繰り上げ償還を早期に適用することを
決めた。5%以上の高金利の資金について自治体が繰り上げ償還する際に、
本来は必要な将来の利子分を免除する制度を今年度に導入したが、一般の
自治体は審査などを経て来年3月から認める方針。夕張市は既に人件費削減などの
再建計画を作っており、今年9月から認めることにした。
同省は夕張市に対し、4日付で繰り上げ償還を認めると通知。一般の自治体が
対象資金をすべて繰り上げ償還するには3年かかるが、厳しい財政状況などに
配慮し、夕張市には原則として一括して認める。同省によると夕張市の
償還額は総額で約23億円、利子分にあたる「補償金」の免除額は5億円程度。
ソースは
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070905AT2C0402V04092007.html