プレスリリースから。
情報管理サービス業のトッパン・フォームズ株式会社(以下、トッパンフォームズ、
本社:東京都港区、代表取締役社長・秋山正法)は、訪問介護の適正化と介護サービスの
業務効率化をはかるシステムを開発いたしました。いつ、どこで、どのような介護サービスを、
どの担当者がどのお客様に提供したかを児童記録し、そのデータを公的機関と事業者が共有
するものです。
本システムは、小型カメラ内蔵のデジタルペンと専用の業務報告書・お客様カードを併用する
ことで、書類を作成した場所と時間をサーバ上で特定することができます。最後にお客様から
確認サインをいただいて追記を防止します。従来通りの直筆の報告書を作成するヘルパーに
新たな負担を強いることはありません。
このシステムの利用により、自治体と事業者は自動的に情報を共有するため、不正記載の
防止効果で介護給付を適正におこなうことができ、訪問介護利用者に対するサービス向上に
繋がります。また同時に、事業者にとっても訪問介護業務の管理効率化をはかることが
できます。
本システムの有用性を検証するため当社は今春、東京都三鷹市の「特定非営利活動法人
三鷹ネットワーク大学推進機構」が公募する「民学産公」共同研究事業に参加し、操作の
容易性と業務の効率化について実証事件を実施し、成果を確認いたしました。
訪問介護サービスに関する実証実験は、これまでに数例ありますが、いずれも民間企業同士に
よる簡易的なもので、自治体が参加した「民学産公」による実証実験は日本では初めてです
(当社調査による)。
当社では平成 19年10月の発売をめざし、今後は必要に応じて追加実験をおこなうなど
本システムの完成度を高めていく考えです。デジタルペンを含むシステムの参考価格は、
4000万円(ヘルパー1000人の規模で導入した場合)です。また、ASP(アプリケーション
サービスプロバイダー)による事業展開も視野に入れています。本システムは、最近問題に
なった介護事務所からの架空サービス請求などを防止する効果が大きいと当社では考えて
おり、介護給付の適正化問題に取り組んでいる各自治体の高齢者福祉課への販売を見込んで
います。
なお、今回の実証実験結果については、日本社会情報学会(平成19年9月9日、名古屋大学)
にて発表を行います。
以上
ソースはPDFファイルで
http://www.c-direct.ne.jp/japanese/uj/pdf/10107862/00063795.pdf トッパン・フォームズ株式会社
http://www.toppan-f.co.jp/ 会社情報・株価
http://company.nikkei.co.jp/index.cfm?nik_code=00002013 依頼を受けてたてました。