東レ(東京)が能美市の石川工場敷地内に建設する炭素繊維プリプレグ新工場の
起工式は二十九日、建設予定地で行われた。
国内第二のプリプレグ生産拠点は、地元の新規採用約百人を想定し、二〇〇九年一月の操業を目指す。
新工場では、ボーイング社の新型旅客機「B787」の主翼などに供給し、
スポーツ用品や建設資材など広範な用途が見込まれるプリプレグを年間五百八十万平方メートル生産する。
総投資額七十億円で、敷地面積約三十万七千六百平方メートルに新工場を建設する。
地鎮祭では、日覺昭廣副社長(生産本部長)がかま入れし、工事の安全を祈った。
この後、七十人が出席して起工式が行われ、日覺副社長が「世界最先端の技術と当地に集積された
優れた繊維加工技術を融合させ、石川の繊維産業を再活性化する一助にしたい」と式辞、
森喜朗元首相、谷本正憲知事、酒井悌次郎能美市長が祝辞を述べ、
上浦正義専務(複合材料事業本部長)の発声で乾杯した。
ソース
http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20070829002.htm