【エネルギー】パーム油をバイオ燃料に、政府がマレーシアに技術協力へ[07/08/17]

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1やるっきゃ騎士φ ★
政府は16日、地球温暖化対策の一環として、マレーシア政府に対し温室効果ガスの
削減につながるバイオ燃料生産の技術協力をする方針を決めた。

アブラヤシを原料とする植物油「パーム油」をバイオ燃料に転換する技術開発の
協力を2008年度にも開始する。8月23日からの安倍首相のマレーシア訪問の際、
両国首脳が取りまとめる合意文書に盛り込む。

バイオ燃料は植物から作る自動車の燃料で、トウモロコシなどから作る
バイオエタノール、パーム油などの食用油から作るバイオディーゼルなどが
あり、ガソリンや軽油などと混ぜて利用することが多い。原料の植物が
二酸化炭素を吸収しているため、燃やした時の二酸化炭素排出量はゼロと
見なされる。

マレーシアはバイオ燃料の原料となるパーム油の世界有数の生産地で、生産量は
世界全体の約45%を占める。同国政府は農業活性化と原油依存からの脱却を
目指し、パーム油を利用したバイオ燃料の普及促進を図っている。しかし、
精製の技術が遅れており燃料に不純物が混ざりやすいため、5月に来日した
アブドラ首相が安倍首相に技術開発面での協力を求めていた。

日本の技術協力はバイオ燃料の高度な生産技術を持つ、経済産業省所管の
独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」が中心になって
行う。大手自動車メーカーなども関心を寄せており、参加する可能性がある。
将来的には共同生産なども視野に入れており、事業規模は数十億円になる
見通しだ。

ソースは
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070817i201.htm