【投資】中部大阪商品取引所、消える伝統の「手ぶり」取引[07/08/14]

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1やるっきゃ騎士φ ★:2007/08/16(木) 09:56:56 ID:???
アルミニウムやニッケルなどの商品先物取引を扱う中部大阪商品取引所
「大阪取引センター」(大阪市西区)で、国内で唯一残っていた「手ぶり」の
取引が8月末で廃止され、9月からコンピューター取引に移行する。
手ぶり取引は江戸時代の「大坂堂島米会所」以来、300年近く行われてきた。
戦後の高度成長期には各地の証券・商品取引所の活況ぶりを象徴した伝統的な
風景が、誕生の地である大阪で、ついに姿を消す。

オフィスビルの一室にある大阪取引センターの立会場。午前9時に取引開始の
ベルが鳴ると、壇上にセンターの担当者が立ち、取引価格と売買数量を手で
示しながら読み上げる。「場立ち」と呼ばれる約15人の商品先物会社員が手を
あげて売買数量を示し、注文をつきあわせて取引が成立すると、「カチン」と
拍子木の音が鳴り響く。

約20年間、手ぶりに携わってきた木村恵昭・取引運営部次長は「かつては場立ちが
50人ほどいて立会場が熱気に包まれ、取引の多寡を肌で感じた」と話す。

組織化された取引所での手ぶり取引は、世界初の先物取引所として1730年に幕府の
公認を受け、コメの先物を扱った「大坂堂島米会所」で行われていた。
明治時代には木綿や証券などを扱う取引所が生まれ、戦後は、東京、
大阪両証券取引所などで、活発な手ぶり取引が行われた。

しかし、1990年前後からコンピューター化の波が押し寄せた。取引の
スピードアップと、場立ちの人件費を抑えるのが目的だ。

手ぶり取引は、99年に大証が廃止するなど、既に国内の全証券取引所で廃止された。
商品取引所でも2006年に横浜商取(現東京穀物商取)が廃止し、残ったのは
大阪商取だけだった。その大阪商取も出来高の減少に歯止めがかからず、05年度の
取引金額は約1兆5254億円、全国シェア(占有率)は0.7%まで低下した。
07年1月に中部商取に吸収合併されるなど、リストラが進められる中で廃止が決まった。

「大坂堂島米会所物語」の著者で、商品取引所の歴史に詳しい作家の島実蔵さんは
「手ぶりという文化が大阪で始まり、大阪で消えるのに運命的なものを感じる。
手ぶりがなくなっても、大阪は先物取引の遺伝子を連綿と受け継いでいってほしい」
と話している。

--手ぶり--
商品取引所や証券取引所の立会場で、「場立ち」と呼ばれる各業界の担当者らが、
売買数量や価格を片手の指の形で示して取引する方法。手のひらを相手に向けると
「売り」、自分の方に向けると「買い」を意味する。数字を示す指の形は関西と
関東でやや異なる。関西では親指と人さし指を立てると「6」を示す。

ソースは
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070814p102.htm

依頼を受けてたてました。
2名刺は切らしておりまして:2007/08/16(木) 09:58:28 ID:8z2D0pwM
2なら、足で復活
3名刺は切らしておりまして:2007/08/16(木) 14:24:47 ID:Z+d49b0U
1620年代の大坂に米の先渡し取引となる淀屋米市がはじまる。
1730年に世界に先駆けて堂島に米の帳合取引(先物取引)市場が公設された。
1848年アメリカ・シカゴで誕生した世界に冠たるシカゴ商品取引所(CBOT)の
先物取引(Futures)のシステムには、大坂の帳合米取引が参考にされた。
こんな世界に誇るべきできごとをもっと世界にPRしてもよいのではないだろうか。
4名刺は切らしておりまして:2007/08/16(木) 14:34:12 ID:DnstNr2b
コメ先物やってよ
5名刺は切らしておりまして:2007/08/16(木) 20:33:00 ID:vQYLPJ2c
>>3
大阪は自己宣伝の欲がないからなあ、モッタイナイ
6名刺は切らしておりまして:2007/08/16(木) 20:45:49 ID:o/rG7vQN
>3
 なんで米の先物取引をする必要があったの?
 
7名刺は切らしておりまして:2007/08/16(木) 22:00:38 ID:tB3UZDme
あげとくか
8名刺は切らしておりまして:2007/08/16(木) 22:31:18 ID:Xtb9nUJv
>>6
人間の生活のベースになる。
豊凶いかんで価値が乱高下する。


いまの石油先物と同じと考えればいいんジャマイカ?
9名刺は切らしておりまして:2007/08/17(金) 11:29:09 ID:ExHTr04d
ニッケルの制限値幅、90円に拡大=16日から―中部大阪商取

中部大阪商品取引所は15日、ニッケルの制限値幅を16日から9月当ぎりを除き90円(現行60円)に拡大すると発表した。
15日の終値で3限月以上が制限値に達したためで、市場管理要綱に基づく措置。(了)
ttp://www.jiji.com/commodi/content/08151529PW01.html
10名刺は切らしておりまして:2007/08/19(日) 17:52:12 ID:4yGe9x7W
>>6
リスクヘッジとして有効な手段だから
例えば、江戸時代に米が原材料の煎餅を作る煎餅屋がいたとする
米の価格は毎日変動するから仕入れ日に高くなってたらたまらん
だから米が安くなった時に米手形を買っておけば、米の価格が何倍に騰がっても怖くない

米の価格がさらに下がった場合含み損が発生するが、価格高騰の危険は避けられたわけだし
米手形を転売することも可能

>>3
堂島はアメリカのファイナンス関係者の間では有名みたいだね
俺もアメリカ人の書いたデリバティブの本を読むまで知らんかった

http://www.aska-f.co.jp/jinji/shitteimasuka/rutu1.htm
世界最大の商品取引所であるシカゴ・ボード・オブ・トレード(CBT)では、見学の人たちに
「この取引所のルーツは日本の先物取引所であり、大坂が発祥の地である。私たちの市場は世界で最初に整備された日本の市場を参考に開設されました。」
と、解説のテープが流されています。

http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/7674/essay5.html
アメリカの友人から「ドージマに行こうと思うが、今はどうなっているのか?」と聞かれた。
一瞬何のことか分からなかったが、大阪の堂島のことらしい。ボストン・カレッジでファイナンスを専攻し大手投資銀行に勤める彼は、ファイナンス理論の歴史に興味を持っている。
近く東京出張があり、ついでにファイナンスの聖地(?)堂島に立ち寄ろうかということだった。私が「大阪は魅力的な町だけど、堂島はよくある近代的なオフィス街だよ」と話すと、がっかりしていた。


11名刺は切らしておりまして:2007/08/21(火) 09:14:39 ID:koKgYpM2
アルミの制限値幅、21日から7円に縮小=中部大阪商取
中部大阪商品取引所は20日、アルミニウムの制限値幅を
21日から当ぎりを除き7円(現行10円50銭)に縮小すると発表した。
20日の終値で、値動きが通常の値幅制限内にとどまったためで、
市場管理要綱に基づく措置。 (了)
ttp://www.jiji.com/commodi/content/08201637PW05.html
12名刺は切らしておりまして:2007/08/21(火) 09:18:49 ID:Iv2OsRle
>>10
先物取引の発祥は我々ダニ
13名刺は切らしておりまして:2007/08/27(月) 00:05:54 ID:lb6qtrbk
>>4
米は関西商取が始めたけど、いまいち人気無いんじゃなかったっけ
14名刺は切らしておりまして:2007/08/27(月) 02:45:05 ID:pnTsj60Q
手首が不自由な人が取引に参加できないから、障害者団体と仲間の族議員から
猛烈な圧力があったのかもしれないね。
15名刺は切らしておりまして:2007/08/27(月) 02:51:05 ID:b+UtNOBJ
>>14

さすがに無理があるぞ、その仮説www
16名刺は切らしておりまして
場立ち取引き、277年の歴史に幕:中部大阪商取所で最後の取引

中部大阪商品取引所の大阪取引センター(大阪市)で31日、
独特の手ぶりで売買を仲介する国内最後の場立ち取引が行われ、
江戸時代から277年続いた場立ちの歴史の幕を閉じた。

場立ち取引は、1730年に大阪に設けたコメ先物を扱う堂島米会所が始まりとされる。
独特の手サインで投資家の注文を伝えるもので、
かつては東京証券取引所など株式市場でも行われた。

しかしコンピューターによるシステム化の進展で1990年代の終わりごろから相次いで姿を消し、
大阪取引センターも9月からシステム取引を導入するため、この日が最後の取引となった。

終了後に立会場で開かれた式典で、木村文彦理事長は
「大阪で生み出された手ぶりが大阪で消えていくことに、歴史の巡り合わせと一抹の寂しさを感じる」とあいさつ。
センター職員が取引成立を告げる「撃柝(げきたく)」と呼ばれる拍子木を木村理事長に返した後、関係者が手締めで別れを惜しんだ。

現役最年長の場立ちであるエース交易の田中正夫さん(70)は
「時代の流れで覚悟はできていたが、ついにその時がきたかと感慨深い」と寂しげに話した。
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1188572684/l50