【経済政策】インドと外貨融通協定、首脳会談で合意へ…数十億ドルの融通枠設定で最終調整 [07/08/12]

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1明鏡止水φ ★
 日本とインドが、通貨危機の際に自国通貨買い支えに使う外貨を相互に融通する協定を結ぶ
見通しになった。今月下旬にインドを訪問する安倍首相が、シン首相と基本合意する。インドが
今後も海外から投資を呼び込むには通貨の安定が不可欠。日本にとっても、急成長する巨大市場
との関係を強める狙いがある。

 協定は、一方の国の通貨が急落する恐れがある時、買い支えに必要なドルなど外貨を相手国が
貸し出す内容。日印両政府は、数十億ドルの融通枠設定で最終調整している。

 今年に入って世界同時株安が相次いでいる背景にも、国境を越えて巨額資金を運用するヘッジ
ファンドなどが、投資判断で市場から資金を一気に引き揚げる動きがある。協定締結により、
投機マネーが引き起こす通貨の急落を、未然に防ぐ機能が高まると期待される。

 インド経済は高成長を続けるが、地方を中心に道路や港湾といった産業・社会基盤が不足して
おり、整備には外資導入が不可欠だ。日本からインドへの直接投資額は06年に約600億円と
前年比で倍増。通貨の安定は日本にも利点が大きい。

 インドの外貨準備高は2月末時点で約1900億ドル(約22兆円)と世界7位。日本の5分の1強で、
台湾や韓国よりもやや少なく、通貨危機に対する備えの強化が課題となっている。

 97年に起きたアジア通貨危機の再発防止へ、東南アジア諸国連合と日中韓3カ国(ASEAN+3)の
計13カ国は00年以降、二国間の通貨融通協定を拡大し、日本も中韓、タイなど主要7カ国と
締結済みだ。5月には、各協定を束ねて一元的に通貨融通する新制度の創設で合意した。
ASEAN+3の枠組みを超えて、地域の大国として存在感を増すインドと日本が協定を結ぶことで、
アジアの国際金融協力がさらに拡大する契機になる可能性もある。


▽News Source asahi.com 2007年08月12日06時12分
http://www.asahi.com/business/update/0811/TKY200708110271.html
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2名刺は切らしておりまして:2007/08/12(日) 23:13:35 ID:LEWnqNnc
>>2なら坂井泉水復活
3名刺は切らしておりまして
これは、日本による韓国ヲンの通貨保証ってやつと同じのだね。

書面上は「互いに助け合う」となっていながら、日本側が助けられる状況は想定できない。
(円が助けを必要とするような状況下では、他のアジア通貨はすでに相当壊滅的)
つまり、日本だけが一方的な“連帯保証”を負うような形式。

海外進出してる日本企業を守る意味合いもあるし、財政面でのネットワーク強化という
効果もある(定期的な情報交換が必要になるから)。

心配は、またアジア通貨が狙われたとき、いっしょに引きずり込まれる可能性が大きくなった
ことか……。アジア通貨を狙わせないための協定なんだが、そう甘くないだろうね。