イトーヨーカドー浜松駅前店(浜松市中区鍛冶町)跡をめぐり、ビルを管理する地権者法人が
進めていた再開発事業案が8日、白紙に戻った。
土地などの売買契約を結んでいた不動産開発のジョイント・コーポレーション(東京)と
最終的に条件が整わなかったため。今後は委員会を設け新たな売却先を検討する。
再開発をめぐっては、地権者法人の考えに反発する一部地権者が不動産開発の
セボン(東京)と売買契約している。
ジョイント社は一括売却を条件としたが、契約が併存するため売却の見通しが立たず、
地権者法人は窮状を訴える地権者の声を受ける形で8日、契約の解除合意書をジョイント社と
交わし、無条件での白紙撤回で合意した。
地権者法人が設ける委員会では、セボンを含め関心を示している複数の社と売却先や
売却方法などを検討していく。最終的には役員会での承認を経て、地権者総会で方針を
固めるという。
地権者法人の佐久間満雄社長は「このような結果になり残念早期に解決したい」と話した。
8日はセボンと契約した一部地権者らが、地権者法人などに対して契約承諾を求めた訴訟の
弁論準備手続きが静岡地裁浜松支部(酒井正史裁判長)であった。
地権者法人側はジョイント社との契約撤回などについて説明。セボン側も現状を確認するに
とどまり、委員会での進展を見ていくことになった。次回は10月2日に開かれる。
閉廷後、セボン側代理人の弁護士は「委員会の判断を待ちたい。セボンに売却すると
判断していただければ、訴訟内容も承諾されたことになる」と話した。
ニュースソース
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20070809/CK2007080902039826.html 関連スレ
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