韓国農林省は2日、米国産輸入牛肉の一部に、韓国が輸入を禁じている特定危険
部位の脊柱(せきちゅう)が混入しているのが見つかったため、1日付で米国産牛肉の
検疫を全面中断したと発表した。事実上の輸入禁止措置となる。
韓国は今年4月に約3年半ぶりに米国産牛の輸入を再開したが、米韓が決めた条件に
合わない肉が見つかり6月に再び中断。最近になって再開したばかりだった。
同省は米国に対し、混入の経緯説明と再発防止措置を取るよう求めた。
問題の牛肉は、7月29日に輸入された18.7トン、1176箱のうち1箱から発見された。
同省はまた、7月22日から27日の間に米国から輸入した牛肉42.4トンからあばら骨が
見つかり、送り返したという。
韓国では牛海綿状脳症(BSE)を理由に2003年末に輸入が中断された米国産牛肉が
今年7月、大型スーパーの店頭に並んだ。一方、米韓自由貿易協定(FTA)締結に反対
する市民団体が「安全性が確認されていない」と抗議し、一部店舗が販売を取りやめる
騒動も起きた。
ソース
http://www.sankei.co.jp/keizai/kseisaku/070802/ksk070802001.htm ソースのキャッシュ(ニコニコブックマーク)
http://www.nicob.jp/?m=default&a=view&p=nb11368