家計が先行きの金利上昇を見込んだ銀行取引を増やしている。
預入期間が短い定期預金が急増する一方、住宅ローンの借り入れでは
長期の固定金利型を選ぶ傾向が強まっている。
日銀は経済・物価情勢の改善にあわせて徐々に利上げする姿勢で、家計も対応を進めているようだ。
日銀によると国内銀行の5月末の預入期間「1カ月以上1年未満」の定期預金残高合計が、
45兆3000億円で前年同月に比べ17.3%増加した。
「1年以上2年未満」も100兆8000億円で7.6%増えた。
一方で「5年以上6年未満」は25兆8000億円で8.2%減、「3年以上4年未満」も2.9%減となった。
今後も定期預金金利が上がるとの見方から、資金を現在の金利で長期間固定することに
慎重になっているとみられる。
ソース
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070722AT2C2100N21072007.html