光ディスク関連機器メーカーのパルステック工業は今年度からデジタルアーカイブ事業に参入する。
光ディスクに正確にデータを書き込む高精度の業務用レコーダーや、
劣化などで読めなくなった光ディスクを再生する装置を開発。
光ディスク検査装置で培った技術を活用し、所蔵資料をデジタル化して残そうとする
図書館などの需要を取り込む。3年後には10億円前後の売上高に伸ばす。
図書館の古文書や長期保管しなければならない行政文書はこれまでマイクロフィルムなどで
保管するケースが多かったが、DVDなど光ディスクに置き換える動きが広がっているという。
同社はすでに光ディスクに正しくデータが書き込まれたかを検査する装置を開発しており、
データ保存業務を手掛ける会社に納入している。
さらに、光ディスクに高精度で書き込み可能な業務用レコーダーや、劣化などで一般の読み取り機では
再生できなくなった光ディスクも読み取れる機器の開発も始めた。
2―3年での実用化を目指す。販売面ではすでに取引のあるデータ保存会社と協力する。
ソース
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070717c3b1705217.html