TCMは08年度中にもロシアにフォークリフトの物流センターを新設する検討に入った。
モスクワに設置する案が有力。
同社のロシアにおける06年シェアは約6%。「現地のフォーク需要は年率20%以上増える」
(石木厚重社長)と判断。現地に物流拠点を持つ日系メーカーはなく、競争激化に先がけ拠点を開設し
商品の供給体制と代理店支援を強化する。同社の動きを受け、競合も対応を迫られそうだ。
TCMはロシアでモスクワ、カザン(タタール自治共和国)、サンクトペテルブルク、
ウラジオストクの4地域にフォークリフトの販売代理店がある。
同社は現在、フォーク本体と保守用部品を日本から輸出している。
現地のフォーク需要増加に伴い、発注から納品までのリードタイムの長さが競合他社に対する
販売競争力の低下に直結する課題となっていた。
物流センター開設により部品や新車を常備することで、納期を短縮し4地域の代理店の販売を後押しする。
ソース
http://www.nikkan.co.jp/hln/nkx0220070717000aaal.html