DHL、関西国際空港でULDの自社ビルドアップサービスを開始
DHLグローバルフォワーディング
関西国際空港にてULDの自社ビルドアップサービスを開始
電子部品や電気製品、自動車部品の輸送に関して同サービスの営業を強化
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=165103&lindID=5 世界最大規模の総合ロジスティクスプロバイダーであるディー・エイチ・エル(以下DHL)の
日本における航空・海上貨物輸送サービス部門であるDHLグローバルフォワーディングジャパン
株式会社(本社:東京都墨田区代表取締役社長:チャールスカウフマン)は、6月16日(土)、
ルフトハンザカーゴの関西国際空港発フランクフルト行きの飛行機に搭載した航空貨物について、
ULD※の自社ビルドアップサービス(Bulk Unitization Program、略称:BUP)を開始しました。
ULDのビルドアップは、従来、フォワーダーが空港にて航空会社に貨物を引き渡したのち、
航空会社によって行われるのが一般的でした。しかしながらここ最近、着地での貨物引き渡し
可能時間の短縮や、輸送中の貨物の盗難やダメージの低減が図れることから、フォワーダーに
よるビルドアップに対するニーズが日本で高まっています。
DHLグローバルフォワーディングによるULDの自社ビルドアップサービス(BUP)は、
成田カーゴセンターにおいては2005年に外資系フォワーダーとして初めて認可を受けて以来
行ってきましたが、関西国際空港では初めてです。関西国際空港でのサービス開始に向けて、
DHLグローバルフォワーディングでは、スレーブパレットやスレーブパレットラック、
フォークリフトの台数を増やすなどの設備投資を行ってきました。
また、航空機の種類に合わせたULDに関する知識や、積みつけ方法の習得、貨物のセキュリティ
ーの確保など、貨物の安全な航空輸送に必要な事項について、航空会社の検査を受けてきました。
今回のサービス開始について、DHLグローバルフォワーディングジャパンの航空事業本部
大阪航空部部長の西本賢市は次のように述べています。
「お客様からのサービス品質についての要求がますます厳しくなる中、仕向国の空港からの
荷受人様までの輸送時間の短縮や、輸送中の貨物の盗難、ダメージを最小化できるULDの
自社ビルドアップサービス(BUP)の導入は、DHLグローバルフォワーディングにとって、
他社と差別化を図る上で大きな利点となります。」
>>2 >>1より
また、ルフトハンザカーゴAG西日本地区統括部長の山本芳弘氏は、「ルフトハンザカーゴと
DHLグローバルフォワーディングは過去20年間にわたり、ここ関西で強力なパートナーシップ
関係を構築してきました。今後両社でULDの自社ビルドアップサービス(BUP)の
プロモーションを行うことにより、関西エリアのお客様に高品質なロジスティクスソリューションを
提供し、同エリアのお客様のビジネスに貢献していきます。」と述べています。
※ULD(Unit Load Device)とは、パレット、コンテナなど航空機に貨物を
搭載する際に使用される単位搭載用具のこと
初回となった6月16日には、主に繊維製品や印刷機械の部品、電子部品、金型部品を自社で
ビルドアップし、フランクフルトに向けてルフトハンザカーゴに引き渡しました。DHLグローバル
フォワーディングでは、電子部品や電気製品、自動車部品のメーカーにおいて同サービスのニーズが
高いと予測しており、今後、アジアやヨーロッパ、アメリカ向けの貨物についても積極的に営業を
展開していきます。
【DHLの概要】
DHLは、国際エクスプレス(国際航空貨物輸送)とロジスティクス業界のグローバルリーダーとして、
あらゆる輸送ニーズに対応すべく、様々な革新的ビジネスソリューションを一括してご提供しています。
世界各地の市場を熟知しているDHLは、コントラクトロジスティクスソリューションやエアエクスプレス、
航空・海上貨物、陸上輸送、国際メール便サービスなどのサービスをグローバルに展開することで、
世界220以上の国・地域を結ぶ国際ネットワークを保有しています。
DHLは、お客様が期待される以上のサービスをご提供できるように、最先端テクノロジーと
28万5千人余りの従業員を擁し、迅速で確実なサービスのご提供をお約束します。
DHLは、ドイツポスト・ワールドネット(DPWN)傘下のブランドで、DPWNグループ全体の
2006年度の売上は600億ユーロにおよびます。
● 関連リンク
* ディー・エイチ・エル・ジャパン(株) ホームページ
http://www.dhl.co.jp/publish/jp/ja.high.html