本州や道内各地から修学旅行で来てもらおう―と、胆振管内の各団体の動きが活発だ。
首都圏に出向いて設定した観光コースのPRに取り組むなど、胆振の魅力発信に懸命だ。
西いぶり戦略的観光推進協議会(森田教義会長)は先月26日から3日間、
首都圏で修学旅行誘致のプロモーションを開いた。
東京と横浜の2会場で旅行会社や行政の担当者、中学校教諭らを招き、
農業や酪農といった自然体験、火山学習などの学習素材を紹介。
バターづくりなどの事例を交えてPR。さらに中学校や旅行会社に出向いてセールスするなど、
精力的に働き掛けた。
参加した胆振支庁観光振興係は「旅行会社や学校とも、関心を示し、反応が良かった。
今後も継続して取り組みたい」と確かな手応えをつかんだ様子。
胆振支庁は、工場見学と観光施設を絡めて胆振の魅力をPRする
「いぶり産業観光ブランド推進事業」(平成18、19年度)に位置付けて実施している。
8月2日には、室蘭で札幌市内の小学校教諭を招いた日帰りのモニターツアーを行う。
25人程度の参加を見込み、プログラムは新日鉄室蘭、日鋼室蘭、新日石室蘭といった
大手企業の工場見学、ボルタ製作など。
さらに、東胆振を対象にしたモニターツアーを年内に実施するなど、
産業と観光を絡めた胆振のモデルコースの選定に力を入れていく。
室蘭市は「ものづくり」の特性を生かして「室蘭市ものづくり観光推進プロジェクト」を進めている。
来年度からの修学旅行生の受け入れを視野に入れ、企業見学やものづくり体験、
観光地視察などを組み合わせたコースの設定作業を進めている。
さらに札幌周辺の学校や教育機関への誘致活動も実施する方向だ。
ソース
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2007/07/15/20070715m_01.html