中部経済産業局が9日発表した5月の管内(東海3県と石川、富山県)の
鉱工業生産指数(速報値、2000年=100)は、前月比0・5%増の132・7で、
4か月連続で上昇した。
業種別に見ると、トヨタ自動車が5月に発売した新車の効果などで、
輸送用機械が同2・9%増と大幅に伸びた。
6月以降もトヨタの新車投入が相次ぐ予定になっており、
中部経産局は「9月位までは生産の伸びが期待できる。しかし、新車が売れないと
生産が調整されるため、(販売動向が)一つの注目点だ」としている。
一方、電子部品・デバイスは、半導体の在庫が過剰となっているため生産調整を行い、
同7・1%減の大幅減となった。
また、同日発表した管内の総合経済動向では、総括判断で「緩やかに改善している」とし、
4か月連続で同じ判断となった。
しかし、中小企業では、原材料価格を販売価格に転嫁できずに影響が出てきていると分析している。
ソース
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_k/ckei070710_3.htm