Steven Spielberg氏とElectronic Arts(EA)がビデオゲームを共同制作することに関し、
プロジェクト内容の一部が初めて明かされた。
Newsweekによると、著名な映画監督であるSteven Spielberg氏は現在、
「積み木ゲーム『Jenga』と子供向けアニメを巧みに融合」させた「PQRS」という
開発コード名(アルファベットが順に並んでいる点に注意)のゲームに取り組んでいる。
任天堂の人気ゲーム機「Wii」で動作するゲームで、プレーヤーがWiiコントローラーで
ブロックを動かすための物理エンジンを備えているという。
2本目のゲームは、Microsoftの「Xbox 360」とソニーの「PLAYSTATION 3」に対応する
開発コード名「LMNO」(やはりアルファベットが順に並んでいるようだが・・・)で、
Newsweekは「『北北西に進路を取れ』と『E.T.』が出会ったような」とたとえている。
LMNOはスパイゲームで、Spielberg氏はNewsweekに「難しいのは、能動的にゲームをしている
プレーヤーに対し、ゲームが情緒的な影響力を及ぼすことができるのかという点だ」と話した。
Spielberg氏は3本目のゲームにも取り組んでいるが、現在のところ情報は得られていない。
3本のゲームはすべてEAのロサンゼルススタジオで開発が進められている。
これらのゲームは、フランチャイズゲームの開発ばかりに力を入れてオリジナルタイトルに
力が入っていない、というEAに向けられてきた批判に同社が応じるという点で効果があるかもしれない。
その批判が正当なものかどうかは置くとして、Spielberg氏のゲームがヒットすれば、誰もそのようなことは言わなくなるだろう。
ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070710-00000009-cnet-sci