【鉄道】インド貨物鉄道の建設協力、日米欧で争奪戦…電化(電気機関車)vsディーゼル、新幹線建設の構想も [07/07/08]
1 :
明鏡止水φ ★:
日本が官民あげて取り組むインドの貨物鉄道の建設協力に米欧企業も意欲を示し、厳しい
競争になりつつある。日本は沿線の産業基盤の整備協力も打ち出し、存在感をアピールしていく
構えだ。
首都ニューデリー近郊の国鉄駅から40両もの貨車を連ねた列車がゴトゴト動き出した。
貨物の線路は旅客と共用だから、客車が通過するまでえんえんと待たされる。貨物輸送には
時刻表もなく、荷が満載されるのを待って出発する仕組みだ。設備の老朽化も目立つ。
そんな貨物鉄道の近代化が、長期的な経済成長を保つうえで大きな課題になっている。
インド政府は首都―ムンバイ間(西路線)、首都―コルカタ間(東路線)の貨物新線(計2800k)整備
を計画している。総工費は2800億ルピー(約8400億円)ともいわれる。来年にも着工し、5年後の
完成を目指す構え。さらに、将来は旅客の新幹線建設の構想も出ている。
日本は05年4月、訪印した小泉首相(当時)がシン首相から協力を頼まれた。国際協力機構
(JICA)は06年末、貨物新線の事業化調査の中間報告を発表。電化(電気機関車)とディーゼル
機関車を比べ、「電化の方が二酸化炭素の排出が少なく、長期的な経済性も良い」とした。
インド側も円借款の希望を示し、協力は順調に見えた。だが、10月に出されるJICAの
最終報告を前に「インドが独自調査の末、西路線のディーゼル化の方針を固めた」との情報が
流れ、関係者を驚かせた。
鉄道省のプラカシュ前顧問は「輸送効率を上げるため、2階建てコンテナ貨車の導入を
検討中だ」と明かす。2階建ては背丈が高く、電線架設が難しいため、ディーゼル化が有力視
されているのだ。日本勢からすれば「トンビに油揚げをさらわれる」懸念が募っている。
商社などは「日本が得意な電化技術になれば、多額の『ひも付き受注』が期待できる」と
皮算用していた。しかし、ディーゼル機関車だと、日本企業はすぐには造れない。
ディーゼル機関車の最大手は、米ゼネラル・エレクトリック(GE)。インド独立前から
進出し、工場を持つ。
同社首脳は毎年欠かさず訪印し、「インド鉄道省に太い人脈があり、ディーゼル化を
強く働きかけたらしい」(日本の重機メーカー)との情報がある。
ボンバルディア(カナダ)、アルストム(フランス)といった先進国の重機大手もインドで
長い取引や技術協力の関係がある。これに比べ、日本は首都の地下鉄の建設協力で実績は
あるが、鉄道省とはあまり交流がなかったのが実情だ。
大手商社など経済界では「『環境立国・日本』として、インドの将来のために電化を
強く提案し、巻き返すべきだ」との声が強い。
>>2に続く
▽News Source asahi.com 2007年07月08日
http://www.asahi.com/business/topics/TKY200707080039.html ▽Indian Railways インド国鉄
http://www.indianrail.gov.in/ ▽インドの鉄道(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E5%9B%BD%E9%89%84 http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e9/India_railway_schematic_map.svg/546px-India_railway_schematic_map.svg.png
2 :
明鏡止水φ ★:2007/07/08(日) 23:11:53 ID:???
一方、今月初めに訪印した甘利経済産業相はニューデリー・ムンバイ間の道路、港、
工業団地などを整備する「産業大動脈構想」に支援を表明した。日印協力の核となる貨物新線の
西路線沿いに300万人の雇用を創出する産業集積の基盤を整えようというものだ。
インドのナート商工相は「産業大動脈構想の総事業費は900億ドル、日本からは100億ドルの
企業投資を期待している」という。経産省も、円借款など「ODA頼み」より、基盤整備の
技術協力や物づくり技術の伝授も進める。
甘利経産相の訪印には、西室泰三・東証会長も同行。インド財閥などのインフラ(社会基盤)
投資資金の調達に、日本の資本市場の活用を提案した。新興市場でのインフラ協力には、
多彩な知恵の支援が必要な時代に入っている。
〈インド国鉄〉 日本より早い1853年に運行開始。英国による植民地経営の基礎として
重視された。現在はアジアで中国に次ぐ総延長距離(約6万3000k)があり、雇用人員は約140万人。
鉄道貨物は05年は6億8000万トンに達し、5年間で4割近く増えた。
4 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/08(日) 23:16:31 ID:vBTp3ETT
あれだけ広いとディーゼルのほうがいいんじゃないの。
電気の安定供給もむずいし
6 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/08(日) 23:28:50 ID:2TjVi7kW
電気だと北朝鮮みたいなことになるかもしれないので、ディーゼルでおk
あと、新幹線作っても、溢れるほど乗り込むから日本のスタイルはあわない。
7 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/08(日) 23:34:26 ID:tGuv+6mE
半分はディーゼル勢に持っていかれるな。
8 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/08(日) 23:35:48 ID:7PXQUxCH
第三軌条方式で高さはOK
9 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/08(日) 23:35:53 ID:bAK+j6JB
インドでは電車は無理そうだな
日本は電車王国ゆえ、国鉄時代の技術停滞もあって、大出力ディーゼル機関車は不得手ってか。
11 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/08(日) 23:39:44 ID:LpIJ9wHn
ハイブリットディーゼル機関車と二階建ての大容量貨物という組み合わせは、
インドはなかなか考えているなと思わせる。
米国の貨物列車も長さが尋常ではないからな。
13 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/08(日) 23:44:20 ID:ctlrBlzE
DF200を大きくしたのではだめ?
14 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/08(日) 23:46:47 ID:5ZRTxlM5
架線を高く張ればいいだけだと思うが。
>>13 既存車両以上の大出力エンジンを新規で開発せねばならず、
「すぐには造れない」ってことじゃないかな?
16 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 00:26:40 ID:bf2BOBcS
韓国が抜けているじゃないか。
かの国も鉄道大国なのでは?
高速鉄道ももっているし。
同じ植民地規格の狭軌同士がんばろうぜ!
って言えば共感してもらえるのにw
18 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 00:31:36 ID:ZfqX/I9l
高速鉄道は、自主技術で開発した国が、受注するべき。
長期的管理とかあるのだから。
19 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 00:36:25 ID:41FODjUb
確か、チベットの高地を走る中国の最新鉄道はカナダ製のディーゼル列車だったな。
まるで航空機なみの機密性と設備を誇る、最先端の巨大な列車らしいな。
日本は、新幹線はさておき、ディーゼル列車では何故こうも後進国なの?
20 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 00:36:51 ID:ZfqX/I9l
>>17 誤解。
インドは、超狭軌と1mの狭軌もあるが、
主線は、1.6m程の世界一の広軌。
そして、東京・広島間ほどを20時間で走るほどの、のどかな運転。
21 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 00:57:58 ID:PAMuN9ja
22 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 01:04:35 ID:bC+qNzE7
>電化(電気機関車)とディーゼル機関車を比べ、「電化の方が二酸化炭素の
>排出が少なく、長期的な経済性も良い」とした。
まぁ、機関車そのものからは排出は少ないが、発電所から出ている。
>>19 電車の方が優れているから技術を集約した結果でしょう。
電車の欠点は保守に人手を要すること。大陸のように路線距離が長大に
なると架線の取替えだけでもバカにならない。日本のように輸送密度が
高ければ可能性はあるだろうが、世界的に見ると日本は異常らしい。
>19
そりゃ電車設備が発達しているから。
列車も結構密度高く走っているから車両も短いし。
>>19 ・電化が進み非電化路線が減った(特に幹線クラス)
・残っている路線も低規格な路線が多いため、大型で重い大出力ディーゼル機関車を運用しにくい
・地方路線および貨物列車自体の衰退
・国鉄時代の過度の車両統一思想による技術的停滞
>>22 >電車の欠点は保守に人手を要すること。
確かに、動力分散型の電車は保守に人手を要しますが、機関車であれば
オーバーホールするまでの走行距離はディーゼル機関車よりも長いですよ。
また、地上設備に関しては、ある輸送量を境に、ディーゼルと電気の単位あたりの
コストが逆転するそうです。アメリカでは既に電化した方が得という試算が出ていますが、
様々な障害(資金調達、ダブルスタックの問題、政治的圧力等)があり、実現には至っていないようです。
また、シベリア鉄道も電化を検討しているそうです。
26 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 03:01:38 ID:3moY8Hha
シベリアの電化はいい市場だとおも
劣性化しそうなインドよりシベリアにつぎ込んだ方がいいかも
27 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 03:08:33 ID:EoKTx4VV
日露戦争当時からあったシベリア鉄道の主線はすでに全線電化されてなかったっけ?
28 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 04:08:33 ID:LySxt7VE
電化したほうがいいでしょ
これから大いに発展するんだし
インドって日本と同じでイギリスの植民地規格の線路じゃないの
もしそうなら日本が圧倒的に有利では?
30 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 05:18:44 ID:cLm3NuGP
数年前ニューデリーの駅に行ったら、プラットホームで線路に向かって大便してたオッサンいたな
貨物が2階建てで機関車も大型大出力とすると、最大軸加重が異常に大きいことが予想されるわけだが
インド国鉄はそこをちゃんと理解して高規格の橋梁と路盤を構築するつもりなんだろうか?
ディーゼルと電気のどちらにしても、2階建てより長編成のほうが安上がりだと思うけど。
32 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 07:54:40 ID:fHuT5z4u
台湾の失敗の様に分散して受け持ってトラブル続出は避けたいな。
あと、また日本が落札した後に(落札しそうになって)韓国が出刃って来ないよな。
ツインタワーや台湾新幹線の高架工事の二の舞はゴメンだよ。
33 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 08:02:53 ID:5k1+3cr4
電車なんかしたら 本気で電線盗みにくるぞ。 あのインド人のバカども。
さらに電線に登って感電死する奴 多数でるだろな。
いまでも線路で寝泊りして足ちょんぎれた飢鬼がいっぱいいるってのに。
ディーゼルの方がむいてるだろ。
34 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 10:26:11 ID:7/WlYSP8
>25
シベリア鉄道は電化済みなんだがね。
それにディーゼルといっても電気式ディーゼルだろうから機関車の構造自体はあんまり変わらない。
しかし、アメリカはGE/EMDの機関車系以外は車両メーカーが壊滅してるな。
35 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 11:10:58 ID:nrXwCBqD
インドは将来自国で産出されるトリウムを使ったトリウム原発に
北海道だと新しい気動車が普通に走ってるけど、
機関車じゃなけりゃだめなんだよな。
37 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 14:10:36 ID:eng9miHb
>34
そうやってみると日本はトヨタ様がいても電車が生き残っていてよかった。
地方ローカルはえらいことになっているが。
38 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 18:01:05 ID:ZfqX/I9l
>>29 インドの「主線」は、1.6mの広軌。 (ローカルは狭軌もあるが。)
ヨーロッパの標準軌が、狭軌に見える。
40 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 20:43:05 ID:Pd8s5fMy
常に他国が虎視眈々と狙っているのに、なーんにも対策も考えずのんびりやってるんだろ。
日本の担当者は平和ボケしすぎなんだよ。
えらい安いな TXが東京駅まで伸ばすのに1000億もかかるのにw
42 :
名刺は切らしておりまして:2007/07/09(月) 22:30:28 ID:5ytR/CW1
車両代だけなんだろ。
土地はインド政府が責任を持って
用意しますと。
43 :
名刺は切らしておりまして:
>41
秋葉原までの費用と同じだけかかるTXが異常。