キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は4日、小型の携帯端末と非接触ICカードを
使った健康診断データ収集システムを8月から医療機関向けに発売すると発表した。
用紙に手書きする従来の方法に比べ、健康診断結果のとりまとめにかかる手間を減らせる。
2009年末までに100施設に対し2000台の販売を目指す。
健康診断の際に受診者にICカードを持たせ、端末に入力したデータを記録する。
例えば、身長と体重を測ったら端末に入力し、ICカードをかざして健診結果を記録する。
健診後に医療機関の担当者にカードを返す。ICカードにデータを記録するため、
医療機関は健診後に用紙を見ながらパソコンに入力する手間が省ける。
システムの価格は身長や体重、血圧、視力など10種類の検査をする場合、10セットで525万円から。
出張して健診をする医療機関の利用を想定している。キヤノンMJの子会社で、医療機関との取引が
多いキヤノンシステムソリューションズ(東京・港、武井尭社長)が販売を受け持つ。
◎ソース 日本経済新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070704AT1D0408504072007.html