独立行政法人中小企業基盤整備機構(鈴木孝男理事長)が、東京工業大学、県、横浜市と連携して
同大学すずかけ台キャンパス(横浜市緑区長津田町)内に整備したインキュベート施設
「東工大横浜ベンチャープラザ」のオープン式典が二十七日、同キャンパスで開かれた。
関係者ら約百三十人が出席した。
鈴木孝男同機構理事長は「中小企業基盤整備機構が手掛ける大学連携型の十一番目の施設。
県内では慶應藤沢イノベーションビレッジに続き二カ所目となる。ライフサイエンスなどの
先端分野に取り組む。天井を高くして特殊な実験ができるようにし、インキュベーション
マネジャー四人を配置してきめ細かく対応する」などと説明した。
プラザは四階建てで、総床面積は二千八百平方メートル。同機構が建設費など八億円を負担した。
研究室タイプの二十六室があり、既にベンチャー企業十三社(十五室)が入居している。
認知症早期診断支援システムなどを開発する脳機能研究所(武者利光社長)、精密な光測定の技術に
取り組む光コム(興梠元伸社長)などが名を連ねている。
同プラザでは、残る十一室について第二期入居企業を七月十三日まで募集している。
問い合わせは、同プラザ電話045(989)2205。
◎ソース 神奈川新聞
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiijun0706642/