烏山の和紙、鹿沼の木工、両毛の織物、岩手の漆――。栃木県の特産物や技術を
中心に、地域を越えた組み合わせで新たなブランド商品をつくろうという活動が始まった。
作り手とデザイナー、売り手が知恵を出し合い「売れる商品」作りを目指す。年内に
試作品をつくり、新商品として売り出す考えだ。
鹿沼商工会議所(鹿沼市、中津宰会頭)が旗振り役となり、作り手と売り手の関係者
約20人がメンバーとして参加。26日に同商議所で事業の展開を議論する初会合を開いた。
和紙が有名な那須烏山市から福田製紙所(福田長弘社長)、木工が盛んな鹿沼市から
豊田木工所(豊田皓平社長)、織物産地の両毛地区からは繊維業のフジレース(群馬県
桐生市、中野隆雄社長)などが出席。売り手側からは通信販売雑誌を編集する
STEILAR C.K.Mやワコールアートセンター(東京・港)のデザイナーらが参加した。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070626c3b2604326.html