医薬品製造中堅の東光薬品工業(東京・足立、小林洋一社長)は釧路工場(釧路市)に
ばんそうこうなどのテープ剤を製造する設備を導入する。これまで委託製造していたが
自社生産に切り替える。テープ剤の新製品開発に取り組み、収益力を高める。
同工場の敷地内に延べ床面積約1500平方メートルの建屋を建設中で、来年6月に完成
する見通し。新たな建屋に腰痛帯などの製品を製造する既存のラインを移設し、空いた
場所にテープ剤の製造設備を入れる。
同社は湿布や軟こう、液体の消炎・鎮痛剤など外用薬を中心に自社ブランド生産のほか、
大手医薬品会社のOEM(相手先ブランドによる生産)で業績を伸ばしている。釧路工場は
唯一の生産工場。未利用地もあり、今後も生産規模拡大の計画があるという。
東光薬品工業は、5社で構成する医薬品製造・販売のラクールグループの中核会社。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070626c3c2600v26.html